インドはエラい。いや〜、ホントにエラい。こんな記事を読んだ。
「インド宇宙研究機関(ISRO)は2日、同国初の太陽観測衛星『アディティヤL1』を打ち上げた。100万度以上ある太陽の大気『コロナ』の加熱の仕組みなどを調べるのが目的だ。インドは先月下旬に月面の無人探査機の着陸に成功したばかりで、『宇宙大国』として自国の技術力の高さを示す狙いもある。」
(朝日新聞9月3日)
このインドの快挙が何ともすばらしく思えるのは、日本の相次ぐH2ロケット打ち上げ失敗を思い起こし、その無様さと比べてしまうからである。
とにかくインド人は頭が良い。茨城県にある我が家の近くには名だたる国立の研究機関がいくつもあるのだが、私が元気だったころ、夕方、犬の散歩をしていると、街を歩くインド人家族を何組も見たものだ。彼らはそれら国立研究機関の研究員や、その家族だったに違いない。
インド人の頭脳が国際的にどれほどのものかを調べたら、こんな記述に出会った。
「インドではソフトウェア産業の優秀な人材が揃っており、英語を話せる人材が多いためアメリカへの人材の引き抜きや現地でのソフトウェア産業の設立が盛んになっている。そのため、ハイテク産業でのアメリカとのつながりが大きく、アメリカで就職したり、インターネットを通じてインド国内での開発、運営などが行われたりしている。NHKスペシャルの『インドの衝撃』では、NASAのエンジニアの1割はインド人(在外インド人)だと伝えている。」
(Wikipedia より)
インドはすごい、そのうちあの中国を追い抜くのではないか、と思えるのは、頭の良さもさることながら、インドは人口の規模でも中国に負けていないからである。
「国連は19日、インドの人口が中国を抜いて世界最多となり、今年半ばには中国の人口を290万人上回るとするデータを公表した。」
(ロイター4月19日配信)
人口が多いということは、経済市場の魅力度も大きいということである。
「インドは新興国の中でも中国を凌ぐ高い経済成長率の継続が予測されています。IMF(国際通貨基金)の世界の実質GDP成長率予想では、インドは7.7%と主要先進国・新興国の中で1位。2位の中国は5.9%と大差をつけています。
また、世界のGDPランキングではインドは2050年には米国を抜き、世界で第2位の経済大国になると予想されています。」
(PayPay銀行のHPより)
ただ一つ懸念されるのは、ロシアとの関係である。ウクライナに軍事侵攻したロシアに対して、西側諸国は挙って経済制裁を行ったが、インドはこれに与せず、経済制裁には消極的だった。歴史的な経緯から、インドはロシアとの腐れ縁を断ち切れないように見える。
とはいえインドは、ロシアを積極的に擁護しているわけではなく、相変わらず(対中包囲網の色合いが強い)QUADのメンバーであり続けている。日本との関係も悪くはない。
インドの外交姿勢は悠々と「我が道を行く」ものであり、一筋縄ではいかないヌエをも思わせる。この強(したた)かさからも、日本は学ぶべきかもしれない。対米追従一本槍の日本は、はたして国際社会の荒波を乗り越えることができるのかどうか。
いや〜、インドはエラいよ!
「インド宇宙研究機関(ISRO)は2日、同国初の太陽観測衛星『アディティヤL1』を打ち上げた。100万度以上ある太陽の大気『コロナ』の加熱の仕組みなどを調べるのが目的だ。インドは先月下旬に月面の無人探査機の着陸に成功したばかりで、『宇宙大国』として自国の技術力の高さを示す狙いもある。」
(朝日新聞9月3日)
このインドの快挙が何ともすばらしく思えるのは、日本の相次ぐH2ロケット打ち上げ失敗を思い起こし、その無様さと比べてしまうからである。
とにかくインド人は頭が良い。茨城県にある我が家の近くには名だたる国立の研究機関がいくつもあるのだが、私が元気だったころ、夕方、犬の散歩をしていると、街を歩くインド人家族を何組も見たものだ。彼らはそれら国立研究機関の研究員や、その家族だったに違いない。
インド人の頭脳が国際的にどれほどのものかを調べたら、こんな記述に出会った。
「インドではソフトウェア産業の優秀な人材が揃っており、英語を話せる人材が多いためアメリカへの人材の引き抜きや現地でのソフトウェア産業の設立が盛んになっている。そのため、ハイテク産業でのアメリカとのつながりが大きく、アメリカで就職したり、インターネットを通じてインド国内での開発、運営などが行われたりしている。NHKスペシャルの『インドの衝撃』では、NASAのエンジニアの1割はインド人(在外インド人)だと伝えている。」
(Wikipedia より)
インドはすごい、そのうちあの中国を追い抜くのではないか、と思えるのは、頭の良さもさることながら、インドは人口の規模でも中国に負けていないからである。
「国連は19日、インドの人口が中国を抜いて世界最多となり、今年半ばには中国の人口を290万人上回るとするデータを公表した。」
(ロイター4月19日配信)
人口が多いということは、経済市場の魅力度も大きいということである。
「インドは新興国の中でも中国を凌ぐ高い経済成長率の継続が予測されています。IMF(国際通貨基金)の世界の実質GDP成長率予想では、インドは7.7%と主要先進国・新興国の中で1位。2位の中国は5.9%と大差をつけています。
また、世界のGDPランキングではインドは2050年には米国を抜き、世界で第2位の経済大国になると予想されています。」
(PayPay銀行のHPより)
ただ一つ懸念されるのは、ロシアとの関係である。ウクライナに軍事侵攻したロシアに対して、西側諸国は挙って経済制裁を行ったが、インドはこれに与せず、経済制裁には消極的だった。歴史的な経緯から、インドはロシアとの腐れ縁を断ち切れないように見える。
とはいえインドは、ロシアを積極的に擁護しているわけではなく、相変わらず(対中包囲網の色合いが強い)QUADのメンバーであり続けている。日本との関係も悪くはない。
インドの外交姿勢は悠々と「我が道を行く」ものであり、一筋縄ではいかないヌエをも思わせる。この強(したた)かさからも、日本は学ぶべきかもしれない。対米追従一本槍の日本は、はたして国際社会の荒波を乗り越えることができるのかどうか。
いや〜、インドはエラいよ!
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