ささやんの天邪鬼 ほぼ隔日刊

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

ネタが見つからないとき

2018-11-19 11:22:41 | 日記
ネタが見つからないときは苦しい。砂漠の中を独りトボトボ歩いている苦しさ
に、それは似ている。

ネタが見つからないとき、私はとりあえず新聞を広げる。広げた紙面が、ネタ
の宝庫のように思えてくる。大した事件もないのに、よくこれだけのネタを揃
えられたものだと感心する。さすがは大企業のなせる技だと思う。

もっとも、最近の新聞は紙面の大半が広告で占められている。私のブログの頁
も広告で埋めることができたらなあ、と思うこともないではないが、私のブロ
グなどたとえ広告を募集したところで、応募する企業は出てこないだろう。

ネタが見つからないときは苦しい。う〜む、う〜むと足りない頭を絞り、知恵
を絞り、思いがけず、ふとネタが閃いたときの喜び!ネタが「降りてきた」と
きの快感!その瞬間は何にもかえがたい。私はその瞬間が味わいたくて、ブロ
グ書きを続けているのではないかと思う。私のブログは、溢れ出る思いと言葉
の泉をそのまま文章にして綴るといったものではない。砂漠の中でやっと小さ
なオアシスを見つけ出し、その源泉にえっちらおっちらたどり着くまでの拙い
記録だとでも言おうか。

きょう新聞に目を通していたら、シンガー・ソングライターのさだまさしが曲
作りについて、こんなことを言っていた。
「切羽詰まって何が噴き出してくるか。網を投げて何がかかるかが楽しみ。い
けすの中にいろいろ飼っていて、曲作りをするぞ、と釣り糸を垂らす感じで
す。」
                      (朝日新聞11月19日)

さすが才能の豊かな人は違うな、余裕があるな、と思う。私なんて、いけすの
中に飼っていた魚は、もう大方釣り尽くしてしまっている。

きょうは週に一度の「出勤」を取りやめた。雨の予報だったので、もっけの幸
いと思ったのだ。しかし期待に反し、今のところ雨は降っていない。きのうア
マゾンから届いたキーボードの、その試し打ちを兼ねて、今、このブログ記事
を書いている。案の定、こんなときは良いアイデアも「降りて」は来てくれな
い。やれやれ。
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