論語を現代語訳してみました。
公冶長 第五
《原文》
季文子三思而後行。子聞之曰、再斯可矣。
《翻訳》
季文子〔きぶんし〕 三〔み〕たび思〔おも〕いて而〔しか〕る後〔のち〕に行〔おこ〕なう。子 之〔これ〕を聞〔き〕きて曰〔のたま〕わく、再〔ふたた〕びせば斯〔すなわ〕ち可〔か〕なり、と。
季文子〔きぶんし〕 三〔み〕たび思〔おも〕いて而〔しか〕る後〔のち〕に行〔おこ〕なう。子 之〔これ〕を聞〔き〕きて曰〔のたま〕わく、再〔ふたた〕びせば斯〔すなわ〕ち可〔か〕なり、と。
《現代語訳》
子張〔しちょう〕さんはまた、次のようにも仰られました。
かつて魯〔ろ〕の国の摂政〔せっしょう〕を務めた季文子は、政治を行なうときには、三度〔みたび〕も思慮〔しりょ〕したうえで、法の執行〔しっこう〕を決断したようですね、と。
これを聞いた孔先生は、次のように仰られました。
なんともな。摂政という立場なら、二度も思慮すれば、それでもって決断せねばなるまいに、と。
季文子
〈つづく〉
《雑感コーナー》 以上、ご覧いただき有難う御座います。
結局のところは、己の利害関係を考えるがあまりに決断を下すのが遅くなってしまうのかな?と。
そういえば、これまでの私は衝動買いが凄まじく、買ったはいいが、結局は使えんかった…(・・;) というのがザラでした。
私みたいなもんは、きちんと調べてから決断を下さないと、嫁さんにも呆れらてしまいますからね(;´・ω・) 気をつけよ~
それと、購入する書籍については致知出版社が一番のお気に入りですが、それ以外のときは、きちんと著者の人物像をも知ってから(ウィキなんかで確認?)購入すると安心して読めますね(^^)
※ 孔先生とは、孔子のことで、名は孔丘〔こうきゅう〕といい、子は、先生という意味
※ 原文・翻訳の出典は、加地伸行大阪大学名誉教授の『論語 増補版 全訳註』より
※ 現代語訳は、同出典本と伊與田學先生の『論語 一日一言』を主として参考