和貴の『 以 和 為 貴 』

論語:述而第七 〔20〕 子は怪力乱神を語らず


論語を現代語訳してみました。



述而 第七

《原文》
子不語怪力亂神。

《翻訳》
 子〔し〕、怪力〔かいりき〕・乱神〔らんしん〕を語〔かた〕らず。




《現代語訳》


〈あるお弟子さんが、次のように仰られました。〉


先師は(=孔子)は、怪力・乱神などの超常現象的なことは、お話になりませんでした。





《雑感コーナー》 以上、ご覧いただき有難う御座います。

孔子は前述したような「虎を手打ちに致すだったり、大河を泳いで渡ってみる」といった怪力的なものについて、快く思っていなかったのかもしれません。

また『乱神』についても同様で、鬼神などの先祖の御霊だったり、古人の御霊だったりを考えた場合「どうして先祖や古人の御霊(鬼神)が乱れることがあるのか。乱れるとすれば、いまこの瞬間を生かされている我々現代人の心であって、先人・先祖のような古えに生きた人には何の罪もない」と、孔子は考えていたのかもしれません。



※ 関連ブログ 子は怪力乱神を語らず
※ 孔先生とは、孔子のことで、名は孔丘〔こうきゅう〕といい、子は、先生という意味
※ 原文・翻訳の出典は、加地伸行大阪大学名誉教授の『論語 増補版 全訳註』より
※ 現代語訳は、同出典本と伊與田學先生の『論語 一日一言』を主として参考


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