動物病院では動物が傷などを舐めてしまう時にエリザベスカラーという器具を使い、傷を舐めれないようにすることがあります。
動物は傷を舐めて治すと思われている方が多いかもしれませんが、傷を舐めてしまうと口腔内の常在細菌による傷口の感染を起こしたり、せっかく再生してきた細胞を舐めることにより障害するので結果として傷の治りが悪くなります。
エリザベスカラーはまた気性が激しく攻撃性のある子にも装着することができれば、とても扱いが楽になります。色やサイズも多くあり、慣れれば着けたままで食事や水を飲んだり寝たりすることもできます。
写真はこころが膝の手術後ずっと使っていたエリザベスカラーです。
術後は包帯で膝をサポートしていたので、包帯を咬まないように使っていました。
体が大きな子では物にぶつけて割ってしまうことがあるのですが、こころはボタンや端をかじって削ってしまいました。
こころは無事に抜糸が終わり、膝をサポートしていた包帯を除去しました。包帯ですれて皮膚炎をおこしているので、もう少しエリザベスカラーを使う必要がありますが、今のところ順調に回復してくれています。