ゆう動物病院

大分県宇佐市に2007年3月30日に開院した動物病院のブログです

九州画像診断研究会

2011年07月26日 | Weblog
一昨日は病院を休診にさせていただき、
九州画像診断研究会のセミナーに参加してきました。

今回の講師の先生は私たちと同じ一般の開業獣医師の先生でした。
大学の先生とは違って臨床獣医師の立場から行われた講演の内容は
大変参考になり、勉強させていただきました。

学んだ内容を診察に生かせるようにがんばりたいと思います。

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フィラリアの成虫

2011年07月08日 | フィラリア
写真は先月、大静脈症候群になってしまったわんちゃんから
摘出したフィラリアの成虫です。

写真ではわかりにくいですが、太くて長く大きなのがメスで
細くて短く先がくるくる巻いているほうがオスです。

幸いその子は無事手術に耐えてくれて元気になりました。
大切な家族の心臓にこんな気持ちの悪い虫がわいてしまうことを想像してみて下さい。

残念ながら手術では肺動脈内のフィラリアは除去できませんし、
一度フィラリアが感染し障害を受け、悪くなった心臓は治りません。

予防が大切です。

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フィラリア予防は診察と検査を受けてから

2011年07月06日 | フィラリア
写真はフィラリア予防薬についている能書きです。
どの予防薬でも同じことが書かれています。

制限事項の(1)と(2)でフィラリア予防薬の投与の前には、
診察と検査(ミクロフィラリア検査や成虫抗原検査)が必要であると明記されています。

また、副作用の項目にはフィラリアに感染した犬に予防薬を投与した場合、
大静脈症候群や元気消失、食欲不振が現れることがあると書かれています。

大静脈症候群とはフィラリア症でおこる病態のひとつで、
肺動脈内にいたフィラリアが心臓内に移動し、
右心房や右心室、その間の弁で重篤な血流障害をおこし、
動物は急激に全身状態が悪化し、生命の危険な状態に陥ります。

症状の程度は血流障害をおこしているフィラリアの数や、
肺の血管の状態、心臓の弁の状態などにより様々ですが、
突然の元気食欲の消失、息が荒くなり、赤色や黒い尿が出ることがほとんどです。

治療法は第1に手術により血流障害をおこしているフィラリアを摘出すること、
第2に症状にあわせて障害を受けた臓器のケアをすることで、特効薬はありません。
状態が悪いなかでの麻酔、手術となりますので当然かなりの命の危険を伴います。

また、取り扱い上の注意にあるようにフィラリアの予防薬は分割投与はできません。
時々、今までフィラリア予防薬を2つや4つに割って何頭かの同居犬に飲ませている
という話を聞きますが、これもやってはいけません。
ちゃんと予防できない場合があります。


不適切な予防薬の投与で大切な家族を危険にさらすことがないように、
当院ではフィラリア予防の際に診察とフィラリアの検査
(ミクロフィラリア検査と成虫抗原検査の両方をしています)
をおすすめしています。






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7月の診察時間変更のお知らせ

2011年07月03日 | Weblog

それぞれ所用とセミナー出席のため、
7月17日(日)と7月24日(日)の診察時間が下記のように変更となります。

7月17日(日) 9:00~11:00まで(受付は10:30まで)
7月24日(日) 休診

大変ご迷惑をおかけしますが、
あらかじめご了承いただきますようおねがいいたします。

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