ゆう動物病院

大分県宇佐市に2007年3月30日に開院した動物病院のブログです

12月のフィラリア予防

2023年12月10日 | フィラリア
12月も中旬なろうとしていますが、暖かい日が続いています。
今年は例年になく11月も暖かかったのでフィラリア予防は12月中旬もしくは下旬までをお勧めしています。

元々の投与予定日が12月上旬の場合でも12月下旬の服用であれば問題はありません。

フィラリア予防は蚊がいなくなって1ヶ月後までの予防薬の投与が必要で最後がとても大事なのでしっかりと予防してあげて下さい。

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11月もフィラリア予防を忘れないでください

2017年11月07日 | フィラリア
11月になり、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。

動物たちも気温差による体調不良を起こしやすい時期ですので、できるだけストレスがかからないように気をつけてあげてくださいね。

この時期になると、蚊があまり見られなくなるため、フィラリアの予防をやめてしまう方がいらっしゃいますが、

日中17℃あれば蚊は活動しますので、まだ油断はできません。

蚊が全くいなくなってから、最後に1回予防をしないと、知らず知らずのうちに、わんちゃんの身体の中で、悪い虫が大きくなってしまい、

来春には心臓に到達してしまうかもしれません。

11月の下旬もしくは、12月上旬まで、忘れずにお薬で予防して、安心して春を迎えられるようにしましょう。



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フィラリアの予防薬について

2017年06月07日 | フィラリア

フィラリアの予防薬は、(一部の背中につけるタイプを除いて)飲む薬は飲んだ日だけ、有効成分が効き、わんちゃんの身体の中に入っていた

まだ子供のフィラリアを殺します。

それを、1ヶ月に1回、定期的に子供のフィラリアを駆除していくことで、親虫になって心臓まで到達して悪さをするフィラリア症になるのを予防します。

(1ヶ月ずっと、薬が効いているわけではありません。)


ですから、最後のお薬を飲んだあと、1日でも蚊がいれば、もう1回お薬を飲ませないと、もし、たまたまその1日のうちにわんちゃんを刺した蚊が

フィラリアの子供の虫を持っていれば、冬から春の間にわんちゃんの身体の中で親虫となり心臓に住み着いてしまうのです。

最近は、なかなか冬らしく気温が下がらないこともありますので、11月の終わり、もしくは、12月の初めに最後の予防薬を必ず飲ませて下さい。

そして、次の春にはフィラリアの予防がきちんとできていたかを検査で確かめてから、予防を始めてください。


もし、フィラリアの親虫が心臓にいて、わんちゃんの血液中にミクロフィラリアという子虫がいる状態で予防薬を飲ませると、最悪の場合は、死につながる

ようなショック症状を起こすことがあります。

去年のが残っていたから、もう飲ませましたという方が、毎年いらっしゃいますが、それは、わんちゃんを危険にさらしていることになります。

残っているお薬があるということは、フィラリアにかかっている可能性がありますので、必ず、病院で検査をしてからお薬を飲ませてあげて下さい。


それから、どうしても車に乗らないような連れて来られないわんちゃんもいるかと思います。

そのようなわんちゃんには、検査ができませんので、もしフィラリアにかかっていても副作用がでないようにするお薬と副作用がでにくい予防薬を

併せてお渡ししておりますので、わんちゃんの体重を計ってから、ご来院下さいますようお願いいたします。


そして、フィラリア症に、もしかかってしまっても、予防をきちんと続けていけば、親虫がだんだん寿命を迎えていなくなりますので、あきらめずに、

予防はしてあげて下さい。 (ただ、親虫がいなくなるまでの間は、わんちゃんの心臓には負担がかかりますので、徐々に心不全が進行したり、

急にフィラリアの虫同士が絡まってしまい、命の危険を伴う急性フィラリア症という状態になることもありますので、普段からあまり激しい運動をさせず、

何か変わったことがあれば、早めの受診を心がけて下さい。)







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フィラリア予防のお知らせ

2013年04月18日 | フィラリア
フィラリア予防を準備する時期がやってきました。

当院では混雑を避けるために写真のようなお知らせのはがきを毎年郵送しています。
はがきは順次発送していますので、届いた方はご都合の良い日にわんちゃんと一緒にご来院下さい。

この時期、土日は混雑することが多く、平日の方があまりお持たせすることが少ないと思います。


当院ではその年の最初のフィラリア予防薬の投与前にフィラリアにかかってないかの検査をおすすめしています。
予防期間は4月末~11月末まで、もしくは5月初め~12月初めまでです。(フィラリ予防に関してはこのブログのフィラリアのカテゴリーに記事をのせていますので参照していただければと思います。)


どうしてもわんちゃんを連れてくることができない場合はご相談下さい。


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フィラリアの感染期間

2012年06月01日 | フィラリア
フィラリアの感染期間をつかむ目安としてHDU(Heartworm Development heat Unit)という概念が日本犬糸状虫症研究会/犬フィラリア症予防普及会より提唱されています。HDUはフィラリアを媒介する蚊の体内で、ミクロフィラリアが感染力を持つようになるまでに必要な積算温度を下記の式で計算します。


1日HDU=日平均気温ー臨界温度(14℃)

日平均気温=(日最高気温ー日最低気温)÷2


この式から1日HDUを出し、足していき130となる日が感染開始日となります。
1日HDUがマイナスの日は0とします。
感染終了日は30日間でHDUの積算が130となる最後の日とされています。

HDUによって理論的に感染開始日と終了日を類推することが可能となりますが、HDUでは蚊の種類、活動時期や寿命などは考慮されておらず、またその年その年で、春先寒かったり、夏から秋に気温が高い年があったりして過去のデータからも感染開始日、終了日が大きくズレることがあることからあくまで目安として使い、余裕を持たせたフィラリア予防薬の投与期間を設定する必要があります。

当院では4月末もしくは5月初めから11月末もしくは12月初めまでをフィラリア予防薬の投与期間と設定して予防をおすすめしています。まだ今年の予防を始められてない方は早めに予防を始めてあげて下さい。


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フィラリア検査キット

2012年05月25日 | フィラリア


フィラリア予防薬による副作用を避けるためと前年の予防がきちんとできたかを確認するため、当院ではフィラリア予防の前に血液検査をおすすめしています。

検査は顕微鏡でフィラリアの子虫を調べる検査と検査キットで成虫がいるかを調べる検査の両方を行います。
写真はその時使う検査キットです。








検査は5分から10分でできます。
いずれもフィラリアの成虫抗原(心臓にフィラリアの成虫がいるかどうか)を検知するように作られており、高感度で信頼性が高いキットです。当院では目的にあわせて使い分けています。

当院ではフィラリアの予防期間を4月末もしくは5月初めから11月末もしくは12月初めまでとし予防をおすすめしています。

検査と予防で大切な家族を恐ろしいフィラリアから守ってあげて下さい。

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フィラリア予防のお知らせ

2012年04月23日 | フィラリア
今週からだいぶ暖かく過ごしやすくなり、
そろそろフィラリア予防を始める時期になりました。

当院の患者様には写真のご案内のハガキを出してお知らせさせていただいています。

ハガキは混雑を避けるため順次出しておりますので、
届いた方はご都合のいい日にわんちゃんを連れてご来院下さい。

今年も検査と予防をしっかりして大切な家族を恐ろしいフィラリアから守ってあげて下さい。

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フィラリアの成虫

2011年07月08日 | フィラリア
写真は先月、大静脈症候群になってしまったわんちゃんから
摘出したフィラリアの成虫です。

写真ではわかりにくいですが、太くて長く大きなのがメスで
細くて短く先がくるくる巻いているほうがオスです。

幸いその子は無事手術に耐えてくれて元気になりました。
大切な家族の心臓にこんな気持ちの悪い虫がわいてしまうことを想像してみて下さい。

残念ながら手術では肺動脈内のフィラリアは除去できませんし、
一度フィラリアが感染し障害を受け、悪くなった心臓は治りません。

予防が大切です。

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フィラリア予防は診察と検査を受けてから

2011年07月06日 | フィラリア
写真はフィラリア予防薬についている能書きです。
どの予防薬でも同じことが書かれています。

制限事項の(1)と(2)でフィラリア予防薬の投与の前には、
診察と検査(ミクロフィラリア検査や成虫抗原検査)が必要であると明記されています。

また、副作用の項目にはフィラリアに感染した犬に予防薬を投与した場合、
大静脈症候群や元気消失、食欲不振が現れることがあると書かれています。

大静脈症候群とはフィラリア症でおこる病態のひとつで、
肺動脈内にいたフィラリアが心臓内に移動し、
右心房や右心室、その間の弁で重篤な血流障害をおこし、
動物は急激に全身状態が悪化し、生命の危険な状態に陥ります。

症状の程度は血流障害をおこしているフィラリアの数や、
肺の血管の状態、心臓の弁の状態などにより様々ですが、
突然の元気食欲の消失、息が荒くなり、赤色や黒い尿が出ることがほとんどです。

治療法は第1に手術により血流障害をおこしているフィラリアを摘出すること、
第2に症状にあわせて障害を受けた臓器のケアをすることで、特効薬はありません。
状態が悪いなかでの麻酔、手術となりますので当然かなりの命の危険を伴います。

また、取り扱い上の注意にあるようにフィラリアの予防薬は分割投与はできません。
時々、今までフィラリア予防薬を2つや4つに割って何頭かの同居犬に飲ませている
という話を聞きますが、これもやってはいけません。
ちゃんと予防できない場合があります。


不適切な予防薬の投与で大切な家族を危険にさらすことがないように、
当院ではフィラリア予防の際に診察とフィラリアの検査
(ミクロフィラリア検査と成虫抗原検査の両方をしています)
をおすすめしています。






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フィラリア・ゼロ運動 検査と予防を!

2011年06月13日 | フィラリア
今年もフィラリア予防の時期になりました。

フィラリアはしっかり予防していてば、かかることがない病気です。

フィラリア症で苦しむわんちゃんを一頭でも減らすために、

年に1回のフィラリア検査とフィラリア予防薬でしっかり予防をしてあげて下さい。

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