ゆう動物病院

大分県宇佐市に2007年3月30日に開院した動物病院のブログです

狂犬病予防接種、フィラリア予防の時期になりました

2018年04月21日 | Weblog
 4月から6月は、狂犬病予防注射月間となります。

年間を通して、狂犬病の予防接種はできますが、フィラリアの予防期間の始まりでもありますので、
ご都合が良い日に、この期間に一緒に予防をしてあげてください。

狂犬病予防接種につきましては、狂犬病予防法という国で定められた法律により、
生後90日以上のわんちゃんには接種しなければなりません。

室内で飼っていること、小型犬だからうたなくてよいということはありませんので、
わんちゃんは、必ず毎年1回の接種をうけ、市から発行される注射済票を首輪につけてあげてください。

この済票がついていれば、万が一迷子になり保健所に収容されたときには、飼い主さまにご連絡がいくようになっており、
殺処分されることはありません。


フィラリア予防につきましては、4月末から11月末(もしくは5月初めから12月初め)までがこの地域の標準的な予防期間であり、
1ヶ月に1回、予防薬を食べさせるか背中につけるかのどちらかになります。(当院では、副作用が出たときに排除することができない
6ヶ月効果のある注射タイプのフィラリア予防薬は使用しておりません。)

蚊の活動が始まってから1ヶ月後からの予防で十分な予防ができますが、遅くても5月末までには予防を始められることを
お勧めします。

また、春にフィラリア予防を始める際には、昨シーズンにフィラリアに感染していないかどうかを血液を少しだけ採って検査をします。
もし、フィラリアにかかっているのに予防薬を飲ませると、場合によっては死に至るような副作用がでることがありますので、どの予防薬にも
検査をしてから与えるよう指示書がついています。
きちんと検査をして、安心してお薬を飲ませられるのが1番です。

ただ、どうしても車に乗らないわんちゃんや、極度の恐がりで採血ができないわんちゃんもいますので、正確な体重がわかれば、
副作用がでないように前もって飲むお薬とフィラリア予防薬を一緒にお渡しできますので、ご相談ください。

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