ゆう動物病院

大分県宇佐市に2007年3月30日に開院した動物病院のブログです

保護猫活動始めました

2019年12月24日 | Weblog
副院長たっての希望により、のら猫を保護して新しい飼い主を探すという保護猫活動を始めました。家のないのら猫に安心できる家を見つけるための活動です。

保護する猫は状態や適性を見極める必要や当院でケアできる頭数に限りがあるため、副院長が個人的に探してくるので、病院での受付は一切しておりません。

また、保護した後はできるだけ早期にノミダニ、消化管寄生虫、猫白血病と猫エイズの検査を行い、状態が落ち着いてからワクチン接種、不妊手術も行っています。

保護猫たちが暮らす部屋は患者さんの入院室とは別に病院の東側駐車場(広い方の駐車場)奥に専用の部屋を設け感染症対策を万全にしております。部屋は広くはありませんが、大きめの窓で2面採光をし、2階立てのケージが一頭に一つずつとキャットタワー、室内は常にエアコン、加湿器、消臭機を稼働させ出来るだけ快適に過ごせるようにしています。日中はケージから出して自由にしていることが多いです。


この活動は動物病院の経営的には不採算です。

当院には潤沢な資金があるわけでも、まして公共の施設でもありません。先々なんの保証もない個人経営の動物病院です。

家族やスタッフの生活を支え、莫大な負債を返済し、病院の設備、機器を維持、更新して常に安心できる動物医療を提供し続けるには一定の利益が必要不可欠です。

本来このような活動には個人の動物病院だけではなく、地域の人、行政の協力が必要だと考えています。

地域の人は猫を飼う場合は不妊手術と完全室内飼育を徹底し猫を外へ出さないこと、自分が責任を持って世話できる頭数以上を飼育しないこと、知らない猫に無責任に餌を与えないこと、この3つを徹底することで家のないのら猫を減らす手助けはできます。


この活動が継続してできるかは、このような事情を知っていただき、皆様のご理解、ご協力が得られるかにもかかっています。今後SNSやこのブログ、病院受付等でこの活動のための寄付のお願いをする予定でもあります。家のないのら猫を少しでも減らし、安心できる家を見つけてあげるために皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。


病院側面北側の保護ねこルームでは、保護ねこちゃんたち3匹と、アメリカンショートヘアーのももちゃんが仲良くもしくはじゃれあって暮らしておりますので、朝一は掃除が間に合わず散らかっていることもあるかもしれませんが、カーテンが開いている時は、見てみてください。保護ねこちゃんたちは里親さんを随時募集中です。(詳細は院内の掲示、もしくはフェイスブックに投稿予定です。)どうぞよろしくお願いいたします。



2019年12月24日 文責 三木竜太

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