インドネシアは「インドネシア共和国」が正式名称で
約300の民族、方言もいれると700を超える言語があります。もう共和国の極みですね。
そして、国章であるガルーダの下で国の標語が「多様性の中の統一」と掲げており、1つの言語、1つの民族、1つの国家というスローガンで国を運営しています。
イスラム教が90%、キリスト今日が8%、残りが仏教やヒンズー教など。いずれかの宗教に国民は入り、身分証明書にもそれが記載される。
40%ぐらいがジャワ人でスンダ人が次に多いらしいけど、地方によって言語があるから地方の人は自分のところの言語と標準語のインドネシア語両方話せるということ。いきなりバイリンガル。
そんでもって、インドネシアはとにかくでかい、日本の5倍の広さがある。長さにいたっては北米大陸と同じぐらいの長さ。メイン島のジャワ島は全体の7%しか広さがないのに60%以上の人がそこで暮らしている。首都ジャカルタは大体東京23区と同じぐらいの大きさで1000万人以上の人が住んでいて、まだ貧富の差が大きくバイクが主要移動手段だから、もうそりゃ台数多くて渋滞がすごいっツウ話です(世界1の渋滞と言われている)
では、島国ということなので、それぞれの島を簡単に紹介します
西のスマトラ島には世界最大のカルデラ湖(噴火でできた湖)のトバ湖。イスラム教が最初に伝わった島なので、もっとも西にあるアチェという場所は、すごくイスラム文化が強いと言われていて暴動も激しいらしい。
メインのジャワ島には外貨の半分が落とされる。ジャカルタは東京と同じ程度の人口密度と言われている。地盤沈下と水面上昇で小さな洪水もよく起きる場所がある。あと私は晴れという天気予報で青い空を見たことがないぐらい空気が汚れている(PM2.5指数はほぼ120越え、150超えることも)
バリ島は東京の2.6倍の広さで400万人が住んでいる。観光で成り立っている島で、ヒンズー教がメインなんで、ジャカルタとは雰囲気が全然違います。
カリマンタン島は国土のほとんどを森林が占めていて、今度首都がジャカルタから移転するヌサンタラ(東カリマンタン)もここにあります。水質改善、空気汚染改善、渋滞改善をすすめるためらしいですがどんな効果があるのか、、、そして野生のオランウータンがいることでも有名な島で、マレーシアとブルネイもこの島にあります。船でオラウータンの森をクルージングするツアーに参加しましたが、リアルジャングルクルーズでした。シャワーは川の水みたいな。娘たちは3日間洗えませんでした。。。
スラウェシ島はKの形をしていて多様性の島ともいわれている。西半分がアジア型の動植物、東半分がオーストラリア型の動植物がいて生物学上大切な島と言われている。
トラジャコーヒーというコーヒーの産地としても有名。
その横の島々がモルッカ諸島やマルク諸島と言われていて、別名スパイス諸島ともいわれている。様々ななスパイスが取れ、とくにナツメグの生産が有名です。フランシスコザビエルが日本に来る前にこの島々で布教活動をしており、そこから日本に行ったという説がある。オランダ東インド会社もここのスパイスに目を付けて売買をしていたらしいです。ここでフランシスコザビエルがたまたま鹿児島人と出会って、日本に布教を行くことを決めたなんて話もあります。日本にとっても運命的な島ですね。
その横にある大きな島がご存じの方も多いパプア島です。東半分がパプアニューギニアですが、西側がインドネシア領で、富士さんよりも1000メートル以上高い、東南アジア、オーストラリア圏を入れた最高峰の山プンチャックジャヤ山があり、インドネシアでは唯一雪がある場所です。この地域は土着宗教が強く独立の勢いも多い場所です。インドネシアは東端のここと西端のアチェといわれるところでよく暴動が起きています。
以上インドネシアの概略ノートでした。博物館で説明を受けたことなどを個人的にまとめたものなので間違えあったらごめんなさい。