周りの優秀なビジネスマンを見ていると、自分の考えと周りのやっている事、言っている事がズレている時に冷静に発言している人が多い。懐が深いという印象を与えている。そんな中の1人の方がこの本を紹介していたので読んでみた。
NYCという話法というか、コミュニケーションの考え方。
まず、評価をせずに物事、起きた事象を観察する。そして怒りなどの感情をそのままぶつけるのではなく、自分がどうなって欲しかったかの要求をする。そして最後に自分がそうならなかったことでどんな気持ちになったかの感情を表現するイメージだろうか。
確かに怒りの沸く状況では、ダイバシティインクルージョンにも通じているのかもしれない。人が自分の価値観では不正解でも、その人の価値観では正解だと思い発言や行動もしている場合があり、受け入れるというよりも、俯瞰して物事を見て、かつ自身はこうして欲しかったと言う事で人のせいにしなくなる。しかし、褒めたり感謝の時にもこの手法を筆者は勧めていたが、わたしはそこはすんなり受け入れることができなかった。そこからしてわたしの懐の浅さか、、そこは自分の気持ちの赴くままに発言しないと、気持ちが伝わらないのではと私は感じた。
いずれにしろ、今、異国で様々な文化や考え方をしてきた人と話す事が多く、言い争う事も多い。正解が一つではないことも多い。そんな時に、感情と自分が必要としていたことを切り離して考えることで冷静に着地点をお互いに探せるようになる気がする。日本人どうしだと、言わなくてもわかるでしょとか、感じてよとか、うまくやってと収めることもなかなか通じない世界。観察、感情、必要としていること、要求をきちんと使い日々を過ごしていきたい。