「どちらかが彼女を殺した」を読み終えました。
これは、ちょっと面白い結末になる物語です。
容疑者が二人いて、どちらかが殺しかたと言う話なのですが、
結末で、犯人を教えないという終わり方なのです。
こんな結末の小説は初めてでした。
ただ、ほんの少しだけこっちが犯人だったのでは?
と、思わせる表現が一か所あるのですが、
作家さんに聞いてみないと解らないです。
簡単なストーリーは、
「和泉園子」は、電子部品メーカーの東京支社に勤務する愛知県出身のOLです。
彼女には、愛知県豊橋署交通課に勤務する兄「和泉康正」がいます。
両親は既に他界し、肉親は二人だけと言う兄妹です。
12月のある金曜日の夜「園子」が兄「康正」に電話をします。
「元気の無い声で、信頼していた人に裏切られた。
でも大丈夫、明日にはそちらに帰る」と言って電話を切ります。
しかし、月曜になっても連絡が取れない「園子」に兄は東京に向かい、
彼女のマンションで彼女の自殺死体を発見します。
しかし兄は、その状況に不審を抱き他殺と判断します。
それから、兄「康正」が犯人探しの活動を始めるのですが、
そこに、「嘘をもうひとつだけ」に登場する
練馬警察署の加賀刑事が出てきます。
「康正」は交通課の警察官、一方「加賀恭一郎」は練馬警察の刑事。
加賀刑事も他殺の線が捨てきれず、独自捜査をします。
兄「康正」は、復讐心からこちらも独自捜査をし、
遂に的は二人に絞る所まで来ます。
そして、「康正」は妹が殺されたように、
身体に電気を流す装置を二人に取り付け、
スイッチを入れれば二人とも死ぬか、
真犯人の方だけスイッチを入れて、そっちだけ殺すか、
そこまで緊迫した状況になっているのに、
最終的には・・・・・。
どっちがどうなったのか解らないのです。
小説では、次のように書いてあります。
「彼(康正)はもう一度二つのスイッチを顔の高さまで持ち上げた。
・・・・・・・中略。
やがて彼は一方のスイッチを離した。
残ったのは、犯人の身体に繋がっているほうだ。
「和泉さんっ」加賀が叫んだ。
・・・・・・・・中略。
体当たりを喰い、康正は床に倒れた。
スイッチは彼の手を離れた。
それはONになっていた。
・・・・・後略。」
このように書かれていて、スイッチをONにしたのは、
「犯人に繋がっている」とは書いてあるけど、
「だれそれ」と犯人の名前は書いてないのです。
”どなたか、犯人の名前を知っている方がいらしたら教えてください!!”
今度は、県立図書館から借りてきた、
「月光ゲーム:Yの悲劇’88」(有栖川有栖:1989年1月20日初版、東京創元社刊)
を読みます。というか、もう読み始めています(*^_^*)
これは、ちょっと面白い結末になる物語です。
容疑者が二人いて、どちらかが殺しかたと言う話なのですが、
結末で、犯人を教えないという終わり方なのです。
こんな結末の小説は初めてでした。
ただ、ほんの少しだけこっちが犯人だったのでは?
と、思わせる表現が一か所あるのですが、
作家さんに聞いてみないと解らないです。
簡単なストーリーは、
「和泉園子」は、電子部品メーカーの東京支社に勤務する愛知県出身のOLです。
彼女には、愛知県豊橋署交通課に勤務する兄「和泉康正」がいます。
両親は既に他界し、肉親は二人だけと言う兄妹です。
12月のある金曜日の夜「園子」が兄「康正」に電話をします。
「元気の無い声で、信頼していた人に裏切られた。
でも大丈夫、明日にはそちらに帰る」と言って電話を切ります。
しかし、月曜になっても連絡が取れない「園子」に兄は東京に向かい、
彼女のマンションで彼女の自殺死体を発見します。
しかし兄は、その状況に不審を抱き他殺と判断します。
それから、兄「康正」が犯人探しの活動を始めるのですが、
そこに、「嘘をもうひとつだけ」に登場する
練馬警察署の加賀刑事が出てきます。
「康正」は交通課の警察官、一方「加賀恭一郎」は練馬警察の刑事。
加賀刑事も他殺の線が捨てきれず、独自捜査をします。
兄「康正」は、復讐心からこちらも独自捜査をし、
遂に的は二人に絞る所まで来ます。
そして、「康正」は妹が殺されたように、
身体に電気を流す装置を二人に取り付け、
スイッチを入れれば二人とも死ぬか、
真犯人の方だけスイッチを入れて、そっちだけ殺すか、
そこまで緊迫した状況になっているのに、
最終的には・・・・・。
どっちがどうなったのか解らないのです。
小説では、次のように書いてあります。
「彼(康正)はもう一度二つのスイッチを顔の高さまで持ち上げた。
・・・・・・・中略。
やがて彼は一方のスイッチを離した。
残ったのは、犯人の身体に繋がっているほうだ。
「和泉さんっ」加賀が叫んだ。
・・・・・・・・中略。
体当たりを喰い、康正は床に倒れた。
スイッチは彼の手を離れた。
それはONになっていた。
・・・・・後略。」
このように書かれていて、スイッチをONにしたのは、
「犯人に繋がっている」とは書いてあるけど、
「だれそれ」と犯人の名前は書いてないのです。
”どなたか、犯人の名前を知っている方がいらしたら教えてください!!”
今度は、県立図書館から借りてきた、
「月光ゲーム:Yの悲劇’88」(有栖川有栖:1989年1月20日初版、東京創元社刊)
を読みます。というか、もう読み始めています(*^_^*)