柚子のがらくた箱

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こころのチキンスープ 3

2008年10月04日 | 
    こころのチキンスープ 3            

          編著  ジャック・キャンフィールド様
              マーク・V・ハンセン様 
          訳者  酒井洋子

   P  161 ~ 162  

『 おじいちゃんは目が見えないの 』   ・・・・・・・
目の見えない老人と少女だったか !
二人は冷え切って濡れた指でボルトや道具をまさぐっていたのだ。
とりわけ老人は暗闇の中でー
死の瞬間まで果てしなく続くだろう暗闇の中で。
二人はタイヤを替えてくれた。雨と風の中で。
私は松葉杖を小脇に、車の中でぬくぬくと楽な思いをしていたのに。
私が障害者だと ?   ・・・ ハッ、大笑いだ !
二人が 『 おやすみ 』 と言って家に戻ったあとも、
いったいどのくらい座っていたろうか。
私は自分の心の奥を見つめ、長い間深い反省に沈んでいた。
私は自己憐憫と身勝手に甘え、まわりの人びとの
願いや思いやりに対しても冷淡で無関心だったことに気がついた。
私は座ったまま、声に出して祈った。謙虚に祈った。   ・・・・・・・


   P  204 ~ 205

人を悩ますのは、今日の苦労ではない。
昨日に対する後悔と明日への不安である。
後悔と不安は、私たちから今日という日を奪う大敵なのだ。
だから、廊下をうろついたり、あとどのくらいで
駅に着くかを考えたりするのはやめよう。
それよりもっと山に登ろう。
もっとおいしいものを食べよう。
もっと裸足で歩こう。
もっと川で泳ごう。
もっと夕日を見よう。泣くのはやめて、もっと笑おう。
人生は、その場その場を生きて行くしかないのだ。
駅はあっという間に来るのだから。