コロナ禍で国中がカオスの真っただ中に落とし込まれた。
経済も、社会も、医療も、人間もそして花たちも。
休園、休演、休館、休止と休が自棄に踊ります。3密とやらに。
遊園地、レジャーランド、公園、講演、図書館、博物館、スタジアム、ドーム、鉄道、航空
船舶等々、枚挙に暇がない。
そんな国の花たちが「人たちは何処にいったの」と騒いでいます。
厳しい寒さの冬を凌いで、漸く光の春を謳歌する時を迎え一斉に花開き
さぁ見て観て、撮ってと叫んだあの日がこの年はこない。人たちが来ない。何故?
近郊では羊山の芝桜、ひたちなかのネモフィラ、足利の藤、房総の花たちが
啼いています。そして絢爛豪華なピーク時に刈り取られてこの春の咲く命を終えました。
寂しい寂春です。5月ENDまでに収束してくれることを祈りつつ花たちは昇天しました。