イエスキリストが十字架にかかり死に、三日目に復活されたことを祝います。キリスト教の中心のお祝いです。神さまは、このことを通して、十字架による罪の赦しと、天国の希望を持てることを、わたしたち人類に明らかにしてくれました。
イースターが日曜日にあったので、キリスト教会は、安息日を土曜日から日曜日に変更しました。イースターがなければ、日曜日は休みということもなかったのですから、現在の世界の暦にとっても、最重要な日ということになるでしょう。
イースターの喜びが世界に広がりますように。
安息日が終わると、マグダラのマリア、ヤコブの母マリア、サロメは、イエスに油を塗りに行くために香料を買った。そして、週の初めの日の朝ごく早く、日が出るとすぐ墓に行った。
彼女たちは、「だれが墓の入り口からあの石を転がしてくれるでしょうか」と話し合っていた。ところが、目を上げて見ると、石は既にわきへ転がしてあった。石は非常に大きかったのである。
墓の中に入ると、白い長い衣を着た若者が右手に座っているのが見えたので、婦人たちはひどく驚いた。若者は言った。
「驚くことはない。あなたがたは十字架につけられたナザレのイエスを捜しているが、あの方は復活なさって、ここにはおられない。御覧なさい。お納めした場所である。さあ、行って、弟子たちとペトロに告げなさい。『あの方は、あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。かねて言われたとおり、そこでお目にかかれる』と。」