幸せの探求は残り100ページくらいを残してだいぶ進まなかった。
自己啓発ではないこれは。思想とか哲学が強い。科学的側面も入ってるので、読んでいて気持ちよくなれるような本ではない。
昔の自分が放置した意味がよく分かった。
しかし読み始めのいい本だ印象と裏腹に後半は苦行にも近い感じだった。
理由は、引用が多すぎると言うことである。
◯◯教授の実験では〜、◯◯という哲学者はこう言って〜、みたいなのがひたすら続く。
なんというか、そう言ったファクトを用いて説得されているような気がしてくるのだ。
この著者のことが見えてこない。
探求というより説得である。
著者自信理系出身だからか、そのような印象が拭えない。
幸せに関する考え方実験名言をひたすら紹介していくような感じになっていて、後半はしんどい。
ページ数も400近いので相当読むには気合いがいる。疲れました。
玄侑宗久さんのないがままで生きるという本も実は結構上記に挙げたように、色んな引用はあるものの著者が念頭に置いている問題意識がわかりやすく、説得というよりはこれでどうですか?と諭すような内容になっている。
玄侑宗久さんは文章が上手いので、堅苦しさはない。
禅的生活も買ったので読みます。