旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

七ッ森・松倉山と撫倉山(宮城県)

2010-11-06 23:03:15 | 宮城県の山
そろそろ紅葉もピークだろうと思い、七ッ森のなかの松倉山と撫倉山(なでくらやま)にハイキングに出かけてきた。

  ※ 七ッ森自然遊歩道のパンフレット(宮城県黒川郡大和町の公式サイトから) ⇒ こちら


信楽寺跡(しんぎょうじあと)が登山口。



駐車場に車を置き、松倉山へ向かう。


スギ木立の中を行く。


登りがきつくなってきた。
設置されているロープにつかまり、上を目指す。
短い距離とはいえ汗ばんでくる。


約40分で頂上。
三角点を確認し、眺望を楽しむ。


三角点から少し離れた所に薬師如来碑がある。
“合掌”
七ッ森の全ての山に、薬師様が祀られているのだそうだ。


次に、撫倉山を目指す。
今度は下り坂。
細身のクヌギやナラの木立の中を行く。


いよいよ撫倉山への登りを開始。
道はゴロ石斜面にあり、これまでとは様相が異なっている。


スギ林を抜けると、登りがきつくなってきた。


「梅の木平展望台」への分岐点がある。
ここを反対方向に進む。
ほどなくして撫倉山の頂上に着く。


頂上は岩が適度に重なり、いかにもそれらしい。
先客が2グループ。
若い女性4人組と、父と娘さんの二人連れ。
お薬師様へのお参りは後にして、こちらも少し早い昼食をとる。
持参した水を沸かして、スープとコーヒーも楽しむ。

おにぎりを頬張りながら、360度の景色を眺める。
少々曇り空になってきたが、気温はあったかい。




単独行者がそれぞれ2人、高校生4人と引率者2人のグループが来てしまった。


頂上はあまり広くないので、こちらは下山開始することにした。

ここで、お薬師様に“合掌”。
(メシ食ってからとは失礼なことをしてしまったと静かに反省)



下りの道は、かなり大変。
設置されているロープを頼りに、岩場を降りる。


ハシゴ階段も出てきた。


ここからの下りは、ロープにしがみつかないと大変なことになる。
(反対側から私と同年輩くらいの単独行の方が登ってきた。その方のロープの使い方が慣れた手つきとはいえ、登りは“きつい”とつい同情してしまった。)


大倉山との「境」に着く。
撫倉山まで500mと書かれた標柱が建てられている。
中年女性4人、男性2人のグループに出会う。
これからあのロープ頼みの岩場を登って行くのだという。
大したものだ!!

当方は、下りで助かった。
(撫倉山は、松倉山から来た方が楽。)

「境」を左折し、「梅の木平展望台」を目指す。


ゲートらしき所からは車が通れる幅の道となる。
緩やかな傾斜路を歩く。


ここが「梅の木平展望台」。
東北自然歩道「新奥の細道」の標柱が設置されている。
(注) 撫倉山を含めて指定されている ⇒ こちら



展望台となっているが、眺望はあまり良くない。
ここから登山口の信楽寺跡までは2.3km。


ここは、「おどろき展望台」。
標柱は、倒木の上にのっかっている。
展望まるで無し!!
だから、“おどろき”なのか?


くるみ沢アヤメ植生地を抜け、遊歩道入口と掲示された門に着く。
あった!! 熊出没注意の看板。
(松倉山側には設置されていない。)

信楽寺跡(しんぎょうじあと)に行って見る。
この寺は、寺伝によれば慈覚大師開基とされているようだ。
町指定文化財になっている。


 ※ 駐車場脇にある民家のカキの木の枝が、変な風に折れ曲がっている。熊が登った跡だと言う。軒先にまで熊が出てくるのでは、夜間の外出は“さぞ、怖いだろうな~”。


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