旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

鳴子(川渡)~鬼首~花山をめぐる

2010-11-10 22:11:17 | 宮城県の山
先日(10月29日)、チャンスに恵まれ、岩出山~川渡(かわたび)温泉~鬼首(おにこうべ)~花山の地区を回ることができた。

まずは、杉の美林。
場所は岩出山池月地区(大崎市)。
これほどさんさんと太陽の光が杉木立の根元まで降り注いでいるのは、初めて見た。
多種多様な草木が混生している。
まさにこれが、適切に間伐された健全な造林地の姿なのだと実感させられた。






移動途中にあった白糸ノ滝。
場所は川渡(かわたび)温泉の手前(大崎市)。
滝は、道のすぐ脇にある。
木々の紅葉時は、かなりの美しさなのだろう・・・。




こちらは、田代川氾濫原(はんらんげん)・湿地林。
鬼首地熱発電所の南東側に位置している。
これまた湿生植物が豊富で、ハルニレ林もすごいところらしい。
あいにく、こちらは無学のため、何がなんだか分からないが・・・。
それでも、この地の奥深さは皮膚に染み込んで来るようだ。
熊の爪あとがあちこちにあり、虚(うろ)になった樹の根元ではスズメバチが巣を作っている。




(▲熊の爪あと)

(▲サワフタギ 別名:ルリミノウシゴロシという物騒な名前)

(▲フッキソウ 福貴草)

(▲コマユミ)


こちらは一桧山(いっぴつやま)県有林【大樹の道】。
場所は栗原市花山。
鬼首からは国見峠を越えて来る。
(道は未舗装。対向車がスピードを落とさずやってくるので、走行には十分注意が必要。)


(▲トチノキの巨木)





巨木のブナやトチといった落葉広葉樹の原生林が、やわらかな深閑の世界を作り出している。
程良いアップダウンの小道(遊歩道)が整備され、木々の立ち姿などに目をやりながらの歩きは、とても楽しい。
ここからほどなくの地に『宮城県こもれびの森・森林科学館』がある。
これまた楽しく学べる施設だ。



(▲スギヒラタケ:昔は食用だったが、近年は食中毒を起こすキノコとして扱われている)






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