2017.04.30(日)は、近場の大倉山を歩いてきた。
この山は、我が家から車で40分ほどの近場にあり、これまでは冬場にのみ登っていた。
それも毎回、登山口と山頂のピストンだけ。
大倉山 おおくらやま 432m
(仙台市太白区秋保)
今回は、リュウキンカ、ヤマツツジなどの花を期待し、この時期まで待ってのこと。
いつもながらの名取川を越したところにある駐車場に車を置き、歩き出した。
ここに来る途中に見上げた泉ヶ岳の方は、連休で天気も良いことからきっと大賑わいだったろう。
こちら大倉山にはだれも入っていない様子で、まことに静か。
羽山権現の鳥居で一礼。
先ずはリュウキンカの花を見る。
広大とまでは言えないが、かなり群生している。
陽光を浴びて金色に輝く花は、見る者の気持ちを開放してくれるかのようだ。
登山道の入口では、道をクロスする形で、伐採杉の搬出路が作られていた。
すぐにジグザグにはなっているが傾斜のきつい上りとなる。
ふくらはぎやアキレス腱が痛くなってくるので、ときどき小休止を繰り返す。
(ヤマブキ)
(ヒトリシズカ)
(モミジイチゴ)
(ヤマツツジはツボミ)
山頂手前の羽山権現は、きれいに建て替えられていた。
“二礼二拍手一礼”
脇の鐘楼には、素朴な鐘つき棒が置かれていたので、つかせていただいた。
秋保の里を見下ろし、丸太に腰を下ろして休憩。
(羽山権現)
(秋保の里。左手の三角の山は太白山)
山頂標識のあるところは眺望がきかないので、すぐに通過。
今回初めて周回ルートへ移る。
(大倉山山頂)
(山頂標識の裏側)
アンテナ施設管理用道路を進むと、蔵王連峰の山並みが見えてきた
(送電線のために樹木が伐採されているから眺めることができるのだが、その送電線が目についてしまう。)
(左から屏風岳、熊野岳、雁戸山、山形神室・仙台神室)
(刈田岳・熊野岳)
(北・南雁戸山)
(山形神室・仙台神室)
この辺りには、フデリンドウの小さな花がたくさん咲いている。
(登山口からの道沿いにも咲いていたが、こちらは花数が多い。)
(フデリンドウ)
(トウゴクミツバツツジ)
さらに道を下り、細野原と書かれた小さな標識のところから左に折れる。
すぐに広葉樹林の枝越しに送電線鉄塔が見えた。
ここでも小休止。
(右側細い木に標識が取り付けられている。)
また先に進む。
くぼ地の底に落ち込むように急傾斜の道をいっきに下る。
ステップが薄く、すべりやすい。
次の鉄塔までの道は、心地よい。
それを過ぎるとすぐに林道に出た。
(林道出合)
道幅は広い。
これなら、ここまで普通車でも入ってこれるのではなどと思ってしまった。
林道歩きは長い。
しかし、ヤマブキやスミレなどに加え、見上げればヤマザクラが咲いていて、苦にはならない。
杉林の林道となっていたので薄暗く湿った道を想像していたが、全く違った。
間伐が行き届き、林床が明るい。
とにかく快適な林道だった。
(明るい杉木立の林道)
(いたるところに咲いているヤマブキ)
(サワワサビの花)
※一部区間は、道床が洗われ、大きな石が出ているところがあり、最低地上高の低い車では腹をこすってしまうだろうと思えた。それを避けて通ろうとすると、張り出した枝などで車体を傷つけてしまうかも・・・。とはいえ、色麻町から船形山大滝に行く保野川沿いの林道よりかははるかに良い。
(荒れた箇所)
細野原に出て、舗装道を歩き、駐車場に戻った。
(細野原に出た。)
(周回してきた右が大倉山)
(駐車場)
そのまますぐに河原に下りる。
何組かの家族連れが弁当を広げていた。
単独の当方は、少し離れて、上流側を眺めながら、の~んびりとオニギリ&ミニカップ麺の昼食。
“これもまた良し”
呟いてみたものの、やせ我慢、負け惜しみといったところか?
「なるほどこの周回コースは気軽に楽しめる良いコース!」
すっかり気に入ってしまった。
『宮城県の山』(山と渓谷社 2017年1月5日初版)のなかで紹介されたSONEさんに感謝!!
今度は、ルリソウの花を探してみよう。
*
駐車場に戻る途中、法界萬霊碑と三僧祇法印陵峯に寄った。
法界:秩序ある宇宙=コスモスCosmos ⇔ 混沌 カオスChaos
萬霊:生きとし生けるものの霊
三僧祇法印:一切無常、諸行無常、一切法無我の意か? こちらについては、興味津々。
後日いろいろ調べてみたい。
(法界萬霊)
(三僧祇法印陵峯)
今日のコース。
距離:5.8km 時間:2時間47分(休憩含む。) 歩数:8,805steps 消費カロリー:816kcal
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