2014.11.22は、陸前高田市竹駒の霊泉玉乃湯わきにある登山口から、氷上山に登ってきた。
当市を訪れるのは東日本大震災後はじめてのこと。
災害復旧状況も見ておきたいと思っていた。
氷上山(ひかみさん) 874.7m 【東北百名山】
仙台の泉PA(ETC)を5:45に通過。
東北自動車道を北上し、一関インターで降り、コンビニに立ち寄ったりして登山口のある玉山休養施設の霊泉玉乃湯に着いたのが8:45。
歩き開始は8:55。
登山者は誰もいない。
▲玉乃湯
▲登山口(駐車場はすぐ脇)
登山口から伐採地の道を約10分上ると林道に出合う。
そこの氷上山入口の標識を確認し、そのまま奥に進むと入口の標識があった。
▲広大な伐採地と不動院跡
▲林道出合
▲山頂への登山口
大きな株立ち状のカツラの下を通り、つづら折りの道を登る。
あたりは杉の植林地。
▲大カツラの木
一本杉に出た。
ここは水場となっている。
(すぐ上からの湧水なのだろうが、設置されているパイプは沢水を通しているようだ。)
▲一本杉と水場(左のパイプ)
さらに登っていく。
五合目付近からはササが道をおおっている。
大きな岩が点在しているところに着く。
これまた何とも趣がある。
▲七合目
周囲はドウダンツツジも群生し、新緑や紅葉時にはきっと良い雰囲気を醸し出してくれるところなのだろう。
小さなアップダウンを過ぎると、大きな岩の上に石碑が置かれているところに着いた。
その一つは雷神宮碑。朝日が反射して読み取れなかったが、もう一基のほうには『氷上山来迎礼拝碑』と刻まれているとのこと。
道を挟んでその西側の木立の中には西の御殿といわれるダイダイ色に塗られた『理訓許多神社』がひっそりと立っている。
▲西の御殿『理訓許多(りくさた)神社』
ここから下ること約10分で、中央コースとの出会いの祈祷ケ原に到着。
野芝とササの平場になっており、左前方には氷上山山頂、南方には広田湾が眺望できる。
そして避難小屋『登奈孝志荘(となこしそう)』も整備されている。
(小屋には大きな鍋が置かれ、外には3連カマドもある。たぶん、よく利用されているのだろう。)
▲祈祷ヶ原(中央コースとの分岐)
▲登奈孝志荘
▲登奈孝志荘の内部
▲祈祷ヶ原に設置された案内板
(広田湾と陸前高田市街地を眺望)
山頂まではあと15分とのこと。
(まわり石からの眺望)
前方から年配のご夫婦が下りてきた。
「我々だけかと思っていたら、やっぱり登る人がいるんだね~。」
「天気も良いからね~。」
お二人は笑顔を見せながら、そんな言葉を当方にかけて過ぎて行った。
中の御殿は帰りに寄ることにしてまずは山頂へ。
すぐ手前には東の御殿。
▲山頂手前の道
▲東の御殿『衣太手(きぬたて)神社』
ガイドブックに紹介されているように、山頂からの眺望は確かに全方位。
あれが早池峰山で、こちらは栗駒山かなどと雪を頂いた山々を遠望する。
(残念なことに、栗駒山はかすんでよく撮れなかった。)
▲氷上山山頂
▲早池峰山遠望
(早池峰山は、この画像の左後方に位置している)
▲大船渡湾
誰もいない山頂で、ノンビリと昼食。
中の御殿に寄ってからは途中休むことなくいっきに下山。
▲中の御殿『登奈孝志神社』
▲陸前高田市街地を眺望
(ドウダンツツジの道)
登山口に戻ったのは12:35。
そして玉乃湯に入浴。
その昔、黄金の平泉文化を支えた金を産出していたとのことで、金の採掘跡からの湧水を使用した沸かし湯だったが、42度に設定された湯はまことに気持ちのよいものだった。
※霊泉玉乃湯は、竹駒牧野採草地農業協同組合が市からの指定管理者として運営。
今日のコース
拙ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
我が家のネコのうち、スコティッシュは体重7.5㎏あり、病院通いに片手で持ち運ぶのに苦労しています。(普段背負う日帰り登山のザックより重い。) とはいえ、それで可愛いのですが・・・。
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。
氷上山の名前を何かで聞き、検索したところ「ヤマボウシさんのブログ」にたどり着きました。以降、栗駒山や磐梯山など、色々なブログを楽しく拝読拝見させて頂いています。
今回は、猫ちゃんのお写真も見せていただきました。かわいいですね(*⌒▽⌒*)私もねこは好きで、今まで、三度ほど捨て猫を育てましたが、全て名前は「真之介」です。
これからも、時々お伺いさせていただきます。
長い文章で失礼致しました(>_<)ヽ