旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

霊山~旗巻峠 寄り道も楽し・・・

2010-05-28 23:40:22 | 福島県の山
5月22日の霊山~旗巻峠への道すがら、「これは! これは!」と車を止めたところをご紹介。
  ※ 霊山に登った記事 ⇒ こちら
まずは、諏訪神社。
場所は、相馬市黒木字諏訪前168。
由来によれば、769年信濃の諏訪より宇多郡尾浜村十二所に勧請したが、1538年に黒木に遷座したとある。
御祭神は建御名方神(たけみなかたのかみ)八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)。
御神徳は家内安全、商売繁盛、五穀豊穣、身体堅固。

参道わきの大イチョウ、それに広い駐車場が目を引く。
見逃す手はない!!
このイチョウは、樹齢350年、樹高16m、胸高直径1.2mとのこと。





社殿のすぐ前には2本立ちの大きな杉。
夫婦スギとある。
片方は枯れて途中から無い。
“連れ合いに先立たれて老境を生きる”・・・か。
(樹齢500年、樹高35m、胸高直径2m、天然記念物)

参拝の後に、脇に廻ってまた驚いた。

社の後ろにはこれまた大きな杉。
“姥スギ”とある。
(樹齢800年、樹高23m、胸高直径2m、天然記念物)
ため息をつきながら、重厚な枝ぶりをしばらくの間眺める。





次は、不動滝・地蔵滝。
場所は、丸森町大内青葉斉川。
相馬市と丸森町を結ぶ一般県道から左にそれて5分程度行ったところ。

最初に、お地蔵様と「天保九年 百万遍」(1839年)と刻まれた供養碑が出迎えてくれる。
不動滝の入口には、根元の腐食が進んでいる赤い鳥居がある。





小道を進むと、覆いかぶさるように茂り出した木々の葉で峡谷は暗く、怪しい様相を為してくる。

岩の上に、小さな祠(ほこら)が・・・。
周りには“ミズ(ウワバミソウ)”が群生。
ますますそれらしい・・・? 
   ※ウワバミ:おろち。大蛇




峡谷は、苔むした大きな黒褐色の岩がゴロゴロ重なっている。





なんとも頼りなげな梯子(はしご)を登ると、見えてきた“不動滝”。





太陽がだいぶ西に傾いてからの到着だったことや、
来る途中目にした“熊出没注意”の立て札がやたら気にかかり、
なにより峡谷の薄暗くなんとも怪しげな趣きに、
この臆病者はすたこら退散となった。

“地蔵滝”は・・・。
時間がなく今回は行くのをあきらめた。

後で判ったことだが、これら2つの滝は、その凍結した姿が見事なことで有名らしい。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 戊辰戦争の決戦地「旗巻峠」 | トップ | 特別展『聖地チベット ポタ... »

コメントを投稿

福島県の山」カテゴリの最新記事