先日の二ツ箭山と蓬田岳の岩山が印象深かったためか、またまた岩山に登ってきた。
今回も単独行。
場所は、宮城県の南端に位置する丸森町。
フデリンドウ、トウゴクミツバツツジ、シロヤシオ、ヤマツツジ等が満開の花の山だった。
夫婦岩:標高572.1m
岩岳: 〃 430m
家を出たのが遅かったので、夫婦岩登山口の駐車場に着いたのは10時。
そそくさと準備をして歩き開始。
誰もいない山道は、鳥の声がたくさんする静かなもの。
(ときおり、ヤブの中で何者かがゴソガソ音を立てていたが・・・。)
▲登山口前にある駐車場
さっそく、ヤマブキが明るい気持ちにさせてくる。
▲ヤマブキの花
▲ヤマツツジ
杉木立の中を進むと階段状の道。
昇り詰めると明るい雑木林の小道となる。
クサリ場が数ヶ所出現。
それらを越えていくと、山津見神社の石祠。
後ろには三角点と標柱。
▲山頂の石祠
それに従い、まずは左(西側)の見晴らし岩に向かう。
ゴツゴツ(ブツブツ)したあまり気持ちの良くない岩塊が出現。
その先には、これまた歓迎したくないような奇岩。
まるでオオサンショウウオか黒いガマガエルの背のようだ。
登るのもやめて周囲を遠望。
▲蔵王遠望
足元にとてもかわいい花が群生していた。
”フデリンドウ(筆竜胆)”というものらしい。
▲フデリンドウ
ここ丸森の筆甫(ひっぽ)には筆神社もある。
フデリンドウの花はまさに「筆甫の花」か。
「これを売りにしていけば良いはず」などと勝手に構想したりもした。
標柱のある場所まで戻ろうとしてハタと気が付いた。
ブツブツ岩の頂上の裏側下に、満開の花。
葉っぱが3枚のトウゴクミツバツツジ。
初めて目にする花なので、夢中になってしまった。
▲トウゴクミツバツツジ
▲ガマズミの花
東の端にある展望大岩の上で、下方を眺めて昼食(定番のコンビニで買った助六寿司)。
▲五反田地区方向を遠望
登山口に戻る際に、これまた気が付いた。
いろいろな花が可憐にさいている。
ここもけっこう花の山だったのだ。
▲チゴユリ
▲イカリソウ
次は、ここまで来たのだからと阿弥陀堂(マリア観音堂)に向かう。
江戸初期のキリシタン禁令の中で、阿弥陀仏とともマリア観音を安置し、礼拝していたのだという。
訪れるたびに胸が締め付けられるような思いにかられる。
▲阿弥陀堂(マリア観音堂)
▲堂内
▲案内板(建物東側の外壁)
いよいよ、岩岳へ。
▲県道45号から見上げる岩岳第二見晴台側
第一登山口に着いた時には午後1時半を過ぎていた。
本峰まではさほど時間がかからないと高をくくっていたが、その先の岩山越えに少々疲れ、第二登山口から車道を歩き駐車地点に戻ったときには午後3時半過ぎになってしまった。
このような時間配分では、「気持ちにゆとりがなくなる」と一応反省をした。
登山口からは杉の倒木を目にしながらの歩きとなる。
ここにも階段状に整備された道が出てくる。
(一部を拡大。赤線は今回のコース。)
ほどなくして、第三登山口との分岐点に到着。
右の岩岳本峰に向かう。
岩岳は、夫婦岩とその岩質をまったく異にしており、圧巻そのもの。
『宮城県の山』(山と渓谷社)では、次のように紹介している。
夫婦岩については、”県内の地層では古い年代に属し、約2千万年前の火山活動で堆積した凝灰角礫岩(霊山層)が、河川の浸食作用で高さ50メートル、総延長4.5キロにもおよぶ岩稜・断崖地帯を形成したものだという。・・・花崗岩質の岩岳とは景観も地質も異なっており・・・”(以上、抜粋転載)
登山道の脇にドスンと構える大岩。
前に訪れた花塚山(福島県の川俣町と飯舘村の境界となっている南北に長い小連峰の盟主)にどこか似ている。
▲第一の祠
▲第二の祠
シロヤシオ、トウゴクミツバツツジ、ヤマツツジが咲き競い、それはそれは美しい。
まったく来た甲斐があるというものだ。
▲シロヤシオ
▲トウゴクミツバツツジ
▲シロヤシオの樹下の道
本峰からの眺望はすばらしい。
時間があれば、飽かず眺めていたいほど。
▲第三の祠
第一見晴台を目指し、岩場を乗り越えて先に進む。
急な斜面を下る。
(緩やかな別ルートもあるみたいだ。)
▲ルート中最大の急斜面
▲下りてきたらあった別ルート案内
とにかく至るところツツジ、ツツジ。
これが4~5日前だったらもっときれいな花色を楽しむことができただろう。
「次回はタイミングをよく見て」と心に決めた。
第一見晴台から振り返ると、過ぎてきた峰が結構高く見える。
▲越えて来た峰
▲またまた大岩群(ザトウクジラが海面で集合したようだ)
第二見晴台では、”サッと見で”終了。
▲第二見晴台
後は、少し戻って第二登山口を目指して下り。
▲第二登山口への分岐点
▲下りてきた第二登山口
それにしても、岩岳は面白い山。
花々と岩稜に気高く立つアカマツの姿に、感激してしまった。
※今日のコース
▲夫婦岩
▲岩岳
今回も単独行。
場所は、宮城県の南端に位置する丸森町。
フデリンドウ、トウゴクミツバツツジ、シロヤシオ、ヤマツツジ等が満開の花の山だった。
夫婦岩:標高572.1m
岩岳: 〃 430m
家を出たのが遅かったので、夫婦岩登山口の駐車場に着いたのは10時。
そそくさと準備をして歩き開始。
誰もいない山道は、鳥の声がたくさんする静かなもの。
(ときおり、ヤブの中で何者かがゴソガソ音を立てていたが・・・。)
▲登山口前にある駐車場
さっそく、ヤマブキが明るい気持ちにさせてくる。
▲ヤマブキの花
▲ヤマツツジ
杉木立の中を進むと階段状の道。
昇り詰めると明るい雑木林の小道となる。
クサリ場が数ヶ所出現。
それらを越えていくと、山津見神社の石祠。
後ろには三角点と標柱。
▲山頂の石祠
それに従い、まずは左(西側)の見晴らし岩に向かう。
ゴツゴツ(ブツブツ)したあまり気持ちの良くない岩塊が出現。
その先には、これまた歓迎したくないような奇岩。
まるでオオサンショウウオか黒いガマガエルの背のようだ。
登るのもやめて周囲を遠望。
▲蔵王遠望
足元にとてもかわいい花が群生していた。
”フデリンドウ(筆竜胆)”というものらしい。
▲フデリンドウ
ここ丸森の筆甫(ひっぽ)には筆神社もある。
フデリンドウの花はまさに「筆甫の花」か。
「これを売りにしていけば良いはず」などと勝手に構想したりもした。
標柱のある場所まで戻ろうとしてハタと気が付いた。
ブツブツ岩の頂上の裏側下に、満開の花。
葉っぱが3枚のトウゴクミツバツツジ。
初めて目にする花なので、夢中になってしまった。
▲トウゴクミツバツツジ
▲ガマズミの花
東の端にある展望大岩の上で、下方を眺めて昼食(定番のコンビニで買った助六寿司)。
▲五反田地区方向を遠望
登山口に戻る際に、これまた気が付いた。
いろいろな花が可憐にさいている。
ここもけっこう花の山だったのだ。
▲チゴユリ
▲イカリソウ
次は、ここまで来たのだからと阿弥陀堂(マリア観音堂)に向かう。
江戸初期のキリシタン禁令の中で、阿弥陀仏とともマリア観音を安置し、礼拝していたのだという。
訪れるたびに胸が締め付けられるような思いにかられる。
▲阿弥陀堂(マリア観音堂)
▲堂内
▲案内板(建物東側の外壁)
いよいよ、岩岳へ。
▲県道45号から見上げる岩岳第二見晴台側
第一登山口に着いた時には午後1時半を過ぎていた。
本峰まではさほど時間がかからないと高をくくっていたが、その先の岩山越えに少々疲れ、第二登山口から車道を歩き駐車地点に戻ったときには午後3時半過ぎになってしまった。
このような時間配分では、「気持ちにゆとりがなくなる」と一応反省をした。
登山口からは杉の倒木を目にしながらの歩きとなる。
ここにも階段状に整備された道が出てくる。
(一部を拡大。赤線は今回のコース。)
ほどなくして、第三登山口との分岐点に到着。
右の岩岳本峰に向かう。
岩岳は、夫婦岩とその岩質をまったく異にしており、圧巻そのもの。
『宮城県の山』(山と渓谷社)では、次のように紹介している。
夫婦岩については、”県内の地層では古い年代に属し、約2千万年前の火山活動で堆積した凝灰角礫岩(霊山層)が、河川の浸食作用で高さ50メートル、総延長4.5キロにもおよぶ岩稜・断崖地帯を形成したものだという。・・・花崗岩質の岩岳とは景観も地質も異なっており・・・”(以上、抜粋転載)
登山道の脇にドスンと構える大岩。
前に訪れた花塚山(福島県の川俣町と飯舘村の境界となっている南北に長い小連峰の盟主)にどこか似ている。
▲第一の祠
▲第二の祠
シロヤシオ、トウゴクミツバツツジ、ヤマツツジが咲き競い、それはそれは美しい。
まったく来た甲斐があるというものだ。
▲シロヤシオ
▲トウゴクミツバツツジ
▲シロヤシオの樹下の道
本峰からの眺望はすばらしい。
時間があれば、飽かず眺めていたいほど。
▲第三の祠
第一見晴台を目指し、岩場を乗り越えて先に進む。
急な斜面を下る。
(緩やかな別ルートもあるみたいだ。)
▲ルート中最大の急斜面
▲下りてきたらあった別ルート案内
とにかく至るところツツジ、ツツジ。
これが4~5日前だったらもっときれいな花色を楽しむことができただろう。
「次回はタイミングをよく見て」と心に決めた。
第一見晴台から振り返ると、過ぎてきた峰が結構高く見える。
▲越えて来た峰
▲またまた大岩群(ザトウクジラが海面で集合したようだ)
第二見晴台では、”サッと見で”終了。
▲第二見晴台
後は、少し戻って第二登山口を目指して下り。
▲第二登山口への分岐点
▲下りてきた第二登山口
それにしても、岩岳は面白い山。
花々と岩稜に気高く立つアカマツの姿に、感激してしまった。
※今日のコース
▲夫婦岩
▲岩岳
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