旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

『横山大観展』を観に国立新美術館に行く

2008-02-11 19:07:45 | 映画・芸術・芸能
『没後50年 横山大観 新たなる伝説へ』という企画展が、東京の国立新美術館で開催されているので、行ってみた。


(美術館 正面)


(美術館 側面)

横山大観といえば、何せ日本画壇の巨星。その人の代表作がずらりと並ぶ。初期の作品「無我」から、色鮮やかな「夜桜」、さらには長さ約40メートルもある「生々流転」の全巻展示などなど。

「すごい、すご過ぎる!!」 まさに圧巻。他に表現の仕様が無い。大胆な画面構成、緻密で繊細な線、茫洋とした空間形成、時に鮮明な色彩と清冽な陰影。静と動の精神世界の交錯。

「これらの作品群に取り囲まれたら、こっちの頭なんかひとたまりも無い。」 そんなことを思いながら、観て回った。


それにしても大変な混雑。「ただいま20分待ちです!!」 チケットを買い求める人々の群れに何度もスタッフが声をかける。それも四列に並んでの待ち時間のこと。

展示会場の中はこれまた大変な熱気。蒸し暑くて汗が流れる。

「やはり、こういう企画展は平日の午前中に来るに限る。」

(負け惜しみ)
東京はいいな。こういう良い展覧会が頻繁に開催されて・・・。でも、皮肉だな。人が多くてじっくり鑑賞もできないのだから・・・。こんな過密都市よりも、適度な疎の地域の方が人間にとっては真に豊か・・・。



   ※ 国立新美術館 ⇒ こちら 

   ※ 『横山大観展』(朝日新聞)⇒ こちら 

   ※ 財団法人 横山大観記念館 ⇒ こちら
  


コメントを投稿