旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

貞山運河~蒲生にある南閘門に行く

2008-01-20 22:23:59 | 水の道逍遥
北貞山運河が七北田川と合流する所にある閘門を確認しに出かけた。“境”に在るものには、心引かれる。


その日は1月19日(土)。ということなので、先日紹介したことの続きとなる。

場所は、仙台市宮城野区蒲生字八郎兵工谷地の仙台市の汚泥焼却施設と南蒲生水質管理センターに挟まれたところである。蒲生干潟の反対側(七北田川の対岸)に位置する。

住宅地図のコピーを持っていったのだが、道が分かりにくい。仙台市の施設の構内にたどり着いてしまい、そこの標識では行き止まりとなっているからである。

水門への道は、水質管理センターの施設の手前の運河沿いにデコボコだらけの未舗装ながら確かにあった。(サイクリング道路は、その反対側にある。)


これが南閘門。宮城県土木部の管理となっている。この閘門に区切られた運河側は、水が澱んでけっしてキレイとは言えない。


(南閘門)

(南閘門 七北田川側)

(南閘門 上から見る)

ちなみにこの北貞山運河は、名取川から七北田川までの約9.5キメートルの運河であり、明治時代の初期に開削され、『新堀』とも称されている。

『貞山運河事典』では、閘門や水門の紹介をしていきたいと考えている。これらは、それぞれ違った歴史や顔を持っている。管理も国や県となっており、その関係も興味深い。きっと、閘門・水門ツアーも面白いはず。そのための情報提供をしていきたいと思っている。

   ※ 貞山運河事典「閘門と水門」コーナー ⇒ こちら

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水質管理センターの裏側(七北田川の河口)には、車が10数台おける駐車場がある。わたしが行った時間帯は午後1時を回っていたが、サーファーの車が5台ほどあった。

こちらの海岸も北の仙台港から延々と続いており、まさに長浜である。サーファーにとっては、格好のスポットのようである。



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七北田川との合流地点には漁師舟が数隻係留されている。竹や葦(アシ)をかき分けて行くしかなく、きちんとつながれているのでもないことから、本物の漁師さんのものであるかどうかは分からない。


(南閘門前の水路と七北田川)

(七北田川に出る漁師道)

粗末な漁師小屋で、お年寄りが3人談笑していた。そこにはネコが6匹。皆、陽だまりで丸くなっている。写真は、その代表格の2匹。特に三毛猫の方は人なつっこい。わたしの足に擦り寄ってくるほど。






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