行きたいと思いつつも実行に移さずにきた山に、今日は登ってきた。
※データ容量が大きくなっています。
三本槍岳 1916.9m
朝日岳 1896m
茶臼岳 1915m
仙台の我が家を午前零時に出発。
登山口の『峠の茶屋駐車場(県営)』到着は3時すぎ。
こういう時間帯になったのは、高速料金の深夜割引の活用と、早くしないと駐車スペースの確保が難しくなるらしいとのことから。
予定していたコースは、次のようなもの。
峠の茶屋駐車場→峰の茶屋跡避難小屋→剣ヶ峰→朝日岳→熊見曽根(くまみがそね)→清水平→三本槍岳→
(来た道を戻って峰の茶屋跡避難小屋へ)→茶臼岳(お鉢回り)→往路戻りで峠の茶屋駐車場
※茶臼岳からの下りにロープウエイの利用も考えてみたが、山頂分岐から山頂駅まで30分、ロープウエイ5分、山麓駅から駐車場まで20分かかるようなので、
あまり大差ないと自分の足で歩き通すことにした。
しばし車の中で休憩し、スタートは5時。
(先行グループは、ヘッドランプを点し、茶臼岳から日の出を拝むために3時過ぎには歩き出していた。)
茶屋の前を通り、記帳所で登山届を記入して投函。
鳥居で一礼し、赤い布をかぶったメンコイ狛犬?の間を進むとすぐに山の神をまつった岩の前に出た。
この山塊一帯は花の山なのだろうが、今はその季節をやや過ぎた感がする。
木々の枝に覆われた道は、とてもしっかり整備されて、さすが百名山と納得。
ほどなくしてガレ場に出るといっきに眺望が開けた。
(茶臼岳)
(朝日岳)
(中央奥に峰の茶屋跡避難小屋が見える。)
(コメツツジは、いたるところに咲いていた。)
峰の茶屋跡避難小屋の前で、前を歩いていた男性と茶臼岳で日の出を見てきたという男性が立ち話をしていた。
その脇で小休止。
すぐに先に進む。
剣ヶ峰をトラバースする道では少々気がせいてしまう。
なにせ上部は巨大な岩塊。
”落石注意”の立て札もある。
(剣ヶ峰の道と奥に見える茶臼岳。茶臼岳の斜めの道は上ってきた道。)
朝日岳への道も少しばかり緊張して進む。
(稜線部が道)
(こんな大岩の下を行く。)
(振り返れば茶臼岳。)
(朝日岳分岐手前のクサリ場の道)
(朝日岳山頂)
分岐まで戻り、熊見曽根(くまみがそね)を目指す。
(左手奥が三本槍岳、右手の三角錐の山は甲子旭岳)
(熊見曽根くまみがそね)
(熊見曽根から見下ろす隠居倉)
次は、清水平に。
(清水平への道)
(清水平を見下ろす。)
(振り返り見る朝日岳山頂に人がいる。)
こちらから眺める山の形は、ゴリラのようでもあり、
山形県側に位置する小東岳の手前から望む甲岩にも似て、興味深い。
(ハクサンシャクナゲ)
清水平というだけあって、これまでの険しさとはまるで異なる伸びやかな草原となっている。
湿地帯には木道やベンチが整備されている。
気持ちの良いさわやかな風に吹かれてしばし休憩。
三本槍岳を目指す。
(登山道の様子)
(山頂はまだ少し先。)
(山頂手前の階段状の道)
(三本槍岳山頂)
(流石山側への縦走路)
(かなたに見えるのは沼ッ原調整池?)
甲子旭岳(1835.2m)、磐梯山の方角などを眺めつつノンビリと休憩。
単独行の若い女性、それに少し遅れて峰の茶屋跡で出逢った男性が上ってきた。
その男性とはチョットばかり懇談させていただいた。
(三本槍岳からの下りで気が付いた廃墟かと思われる不思議な物体。
カメラレンズをズームアップしてみたら大岩だった。)
(清水平から戻っていく方角を眺める。)
(振り返り見る三本槍岳)
熊見曽根まで戻ってくるとたくさんの登山者。
その方々とスライドしながら、次の茶臼岳を目指す。
(絶景かな!)
(中央やや右にスライドしてきた男性がいる。)
(ヒメシャジンを撮影している男性がいたので、その近場で真似をしてみた。)
(十一面観音菩薩の頭上を想起させるような大岩)
(稜線を登山者が行く。)
峰の茶屋跡まで戻って、これまたノンビリと昼食休憩。
風に逆らい群れ飛ぶ無数のトンボが、まるで川の流れのように見えてくる。
(峰の茶屋跡避難小屋)
(避難小屋の上側から見る朝日岳)
いよいよ茶臼岳を目指す。
(牛ヶ首への道:中央に蒸気が噴き出している。)
(岩塊の足元の道)
(これまたなんとも不思議な文様の岩)
(振り返れば朝日岳)
(見上げる岩峰)
茶臼岳山頂の鳥居で一礼。
山頂の石祠には次々と人々。
誰もいない瞬間を待ちながら大岩の間から下方を眺める。
そして山頂に到着。
(それにしても独特の文様)
(茶臼岳山頂)
回りには腰をおろして休む登山者が大勢いるので、ここは直ちにお鉢回りの道に下る。
(お鉢回りを終えて先ほど来た道を戻る。)
後は、登山口までひたすら歩く。
(ガスが沸き上がってきた朝日岳も素晴らしい。)
途中で一休みして、記帳所に到着。
そして、駐車場に戻ってきた。
(駐車場からの登山口)
今日は、ホントに良い山歩きだった。
紅葉の季節もきっと格別なことだろう。
”ぜひ、また来たい!!”
そんな思いを強く持ちながら、我が家に帰ってきた。
※歩いたコース
とても魅力的な山でした。
きっと紅葉時もすばらしい景色なのでしょうね。
ただ大変な混みようかとも思いますが・・・。
拝見してまた歩きたくなりました。