旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

野蒜築港着工140周年記念フォーラムー仙台湾の港を巡る

2018-09-24 15:38:18 | 水の道逍遥
2018.09.21(金)は、野蒜築港着工140周年記念フォーラムの第一部として実施された『仙台湾の港を巡る~近世と近代の港のつくり方~』に参加。
石巻港から北上川河口、定川、野蒜築港跡、嵯峨渓、宮戸島、塩釜港などを船で回ってきた。


開催趣旨:野蒜築港に先立って明治政府が雇ったオランダ人技術者ファン・ドールンが適地調査を行い選定した仙台湾・石巻湾・松島湾の港の候補地を巡るとともに、地形の成り立ちと地質・地名をひも解きながら、東日本大震災前後の塩釜港、仙台港、石巻港のライフラインとしての役割を考える
主催:貞山・北上・東名運河研究会

午後1時にJR仙石線石巻駅に集合。
そこからタクシーに分乗して石巻埠頭サイロ前に移動。
救命胴衣を着けて乗船。

船のデッキから陸側の景色を見ようとしても、あいにく天気は雨。
解説は、船内で聞くことになった。
船室の窓には雨が当たり、外の写真を撮ろうとしてもことごとく失敗。
それに2mほどの波高とはいえ、船はかなりゆれた。
予定のコースについても、一部省略とならざるを得なかった。

しかしその分、石巻湊から藩領米などを帆掛け船で運んだ古人の苦労に思いを重ねることができた気がした。
加えて、ファン・ドールンが調査を行った際の手法についても、これまた興味増幅となった。
こちらについは、後日あらためて自分なりに確認してみようと思っている。

予定よりも1時間近く早くマリンゲート塩釜に到着。
その後、居酒屋に場所を変えて情報交換会。
「船では酔わずに陸で酔いたい」と言っていた参加者の御一人とまったく同感の、とても内容の濃い談義を楽しむことができた。



(ここから乗船)




(北上大橋と日和山)


(左は宮戸島。中央に小さく島のように見えるのが塩釜神社のある丸山。右手は東名塩田があったところから野蒜への海岸線)


(乗せていただいた船)


(マリンゲート塩釜)


(コース図)




 

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