旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

川辺のゴミ拾いに旧友を懐かしむ

2019-03-17 23:50:33 | 日々雑感
日ごろウオーキングしている緑道(歩行者・自転車専用)から目につき気になって仕方がない。
そう、仕方がないので、自分で川辺のゴミ拾いをすることにした。
昨日、今日とそれぞれ3時間ほど。
場所は、野川(一級河川)の下流部。

長年住んでいるご近所の方にたずねても、町内会やボランティア団体などが実施していることはないようだ。
東京都や世田谷区の関係部に電話してみたり、環境調査などを行っているボランティア団体の代表者にもお会いしたが、わが意にマッチするようなところは見当たらない。
区の方では、清掃してもらえればその撤去はしてくれるとのこと。
そんなかんやのやり取りの後、自分で川辺に降り立った。
(この付近には緑道から下りられないので、下流側から川辺に入り、擁壁に沿って歩いてくることになる。)



(両サイドの石垣上の擁壁は緑道のもの。フェンスが設置されている。)




なにせこの川は、たびたび大増水する。
そんなときには、ゴミは合流する多摩川へ、そして東京湾へと流されていってしまう。
川辺の草丈が伸びる前に、梅雨の前になんとかしなければ・・・。
そんな気にかられておちおちウオーキングなどしていられなくなってしまった。
わが同居人からは、「何をそんなに気にする必要あるの?!」とか言われたりするが。

いざ、川辺に下りてみると、多種多様のゴミとその量に唖然としてしまう。
三角コーン、プラ波板、オーバーコート、ズボン、厚手のシーツ、ヘルメット、自転車、空き缶・ビン、ペットボトル、ビニール袋、オイル缶など・・・。
それにタバコの吸い殻。これはとても拾いきれるものではない。
(銘柄が同じだから、きっと特定の人物が歩きながら捨てていくのだろう。)
自分も”愛煙家だった”ので、タバコを吸う者が総じてマナーが悪いとは言うつもりはない。
しかし、こんなに吸い殻が放置されると、嫌煙者の気持ちに素直に賛同できてくる。

ところで、このゴミ拾い。
孫からは、「ゴミ拾いが好きなの?」などと先日聞かれたが、そういうわけではない。

わが仙台暮らしのときのご近所さん(長谷川さん)の行いを見習っただけ。
長谷川さんは、いつも散歩の途中でひとり黙々とゴミ拾いしてくる。
その彼が今わたしの隣にいたら、きっと「きれいにしようよ!」と声をかけてくるはず。

仙台を離れて5か月が過ぎた。
長谷川さんはじめ仲間みんなで取り組んで来た町内の花壇の整備や公園の清掃などが、とても懐かしく思い出される。

「皆さん、お元気でいてください! わたしも頑張って生きていきます!」



(左上にはコンビニ弁当容器)


(泡の正体は、コイによるもの)


(川に沈んだ自転車が人工魚礁(漁礁)になっている。)


(川の中に入って泥で汚れた長くつを洗う。その足元のすぐそばには70~80㎝もあろうかというコイがウジャウジャいる。)



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