旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

蟷螂(とうろう)が隆車に向かう

2019-11-03 23:08:41 | 日々雑感
今日は山の会のメンバーで、奥多摩の御岳山~大岳山~馬頭刈山を歩く予定だった。
しかし、台風19号によってかなりの個所で登山道の崩落、倒木があって通行禁止になってしまったことが判明し、急きょ中止。
なので午前中は、長女宅の庭で先日剪定しておいた枝葉の片付けをしてきた。
それにしても植物はすごい。
どこへも動かず、贅沢もせず、限られた場所で元気に己が生き方を貫いているから。

ところで、その枝葉などを片付けている最中に、家の外壁にしがみついているカマキリと対面。
「蟷螂(とうろう=カマキリ)が隆車に向かう」「蟷螂の斧」という故事を思い出した。
このカマキリ君は、わたしを見て前足を振り上げてくる。
身の危険を感じてのことだろう。
もとより、こちらとしてはなにも手だしするつもりはない。

故事は、かまきりが斉の荘公の乗る車に前脚(おの)を振り立てて向かっていったということによるもの。(韓詩外伝)

カマキリを目にすると、身の程をわきまえない奴というよりも、わたしはいつもそのチャレンジ精神に大いに感じ入ってしまうのだが・・・。





(野川沿いの緑道でたわわに実るブンタン(文旦、ザボン)?)


(左側の緑道に植えられている。)


(野川で羽を乾かすカワウ)





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