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久しぶりに安達太良山に登ってきた。
今回は、沼尻登山口~障子ヶ岩~船明神山~牛ノ背~鉄山~胎内岩~白糸の滝~登山口へと周回してくるコースをとった。
安達太良山山頂へは行かない。
なにせ今日は三連休の初日。
あの狭い乳首にたくさんの登山者が列をなしているに違いないので。
安達太良山(あだたらやま) 1700m 百名山
障子ヶ岩 1641m
船明神山 1667m
鉄山 1709m
沼尻スキー場の砂利道を抜けると、けっこうな広さ(50台可)の駐車場に到着。
すでに10台超の車があった。
隣りで準備に取りかかっていた方に挨拶し、しばし懇談。
その方は81歳とのこと。
かくしゃくとしていて、とてもそんな年齢には見えない。
つい3日前にも別コースで登ってきたのだそうだ。
それに比べて当方ときたら、日々だらけた生活で体力、気力ともに減退。
まったくもってしょうのない輩だと自覚した。
その方とは逆回りコースで歩くので、途中どこかでお会いできればと話をして、それぞれ出発。
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(登山口)
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(歩き出してまもなくのところに咲いていたシラタマノキ)
天気は芳しくない。
道は歩きやすいのだが、周囲はガスがかかってあまり見通せない。
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(風雪に耐えたゴヨウマツ)
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障子ヶ岩に着いてもガスはとれない。
秋晴れの大展望を期待して来ただけに、このまま進んでも仕方がないと考え、ジックリ休憩しながら青空の出るのを待った。
追い抜いてきた方々が、次々に脇を通っていく。
陽が射してきたので歩きを開始。
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船明神山の石祠に手を合わせていると、登山口で話をさせていただいた方に再会。
登り始めて1時間40分で鉄山に着いたとのこと。
なんとも健脚。
ここでもまたまた長めの立ち話をさせていただいた。
天気は相変わらずあまり良くはならなかったが、わたしにとってとても嬉しいひと時だった。
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(船明神山と安達太良山山頂)
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(船明神山から分岐への道は細い。中央の分岐から左方向に歩くと牛ノ背に出る。中央後方が山頂乳首。)
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安達太良山山頂への道には、数珠つなぎのように人の列ができている。
そして乳首の上に大勢が立っている。
やはりそちらをパスして良かったと思いつつ、牛ノ背を通り、鉄山に向かう。
牛ノ背にも当然たくさんの登山者が行き交っている。
クマ除け鈴が鳴り重なり、まるで”チャグチャグ馬コ”の傍にいるような気持ちになってくる。
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(鉄山への上り)
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(矢筈森:断崖右側に人がいる。)
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沼ノ平を挟んで対岸の船明神山など。あの尾根筋を歩いてきた。)
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(磐梯山は曇ってクッキリとは見えない。)
鉄山山頂で昼食休憩。
次は、避難小屋、2本のプロペラが印象的な『石楠花の塔』の前を通って断崖の上のなだらかな道を歩く。
このあたりは標識が不明瞭で、かつどこでも歩けるような感じになっている。
濃いガスに覆われているようなときは、用心が必要か!
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(右から箕輪山、その後方は一切経山から東吾妻山。)
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(右上部に鉄山避難小屋、左上部に石楠花の塔が見える。)
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全般的に、安達太良山は峰の辻よりも標高の高い場所については、案内標柱があまりなく、またあっても朽ちて判別できないくらいになっている。
船明神山、鉄山にしてもしかり。
「ここは、何処?」といった声をしばしば聞いた。
超人気の山とはいえ初めての方もいると思えば、もう少し丁寧な案内標識(標柱)があってほしいものだ。
断崖の上から下を見下ろしたりしながら進むと、突然道が無くなる。
一瞬、ドキッとしてしまった。
足元には窪地。
ここが胎内岩の通り道。
背負ったリュックを岩に擦るようにして、腹這い状態で通過。
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(突然、道が無くなった!)
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(胎内岩:ここをくぐり抜ける。)
その眼前に広がる紅葉の光景は、これまたきれい。
急こう配の道を転ばないように気を付けながら下る。
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(ザレた場所を横切るように作られた道)
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(威圧感たっぷりの岩塔)
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(これを見て、太って体型の崩れた『サモトラケのニケ』像を想像してしまった。)
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(あの断崖の上から下りてきた。)
沼ノ平への入口には、立入規制の標識が建てられている。
平成9年9月に、有毒な火山ガスによる遭難死亡事故があったとのこと。
沼ノ平から流れ落ちる川は、澄んできれいな硫黄川。
水辺近くの岩に貼り付く地衣類を除き、生き物を寄せ付けないようだ。
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『湯の華採取場』の脇に出てきた。
大量の熱湯が、太いパイプで下方へと送られている。
「たまには温泉に入りたいな~!」などと思って川辺を眺めていたら、天然露天風呂のような”お湯だまり”で3人が入浴中。
やっぱり居るもんだね~。
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その先に来ると、登山道は左に折れて川を越し、対岸の山に続いている。
白糸の滝への道は、何の案内も無い。
(沼尻登山口には、このコースは通行禁止とある。ここを通って事故に遭っても、それは自己責任というような内容が記載。)
美しい紅葉に包まれ、断崖から落下する白糸の滝はホント絶景。
これを見ずしては帰れない。
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(白糸の滝)
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(下山口)
今日歩いたコースは、いろいろな方々がおススメと紹介しているだけあって、とても素晴らしいものだった。
奥岳からの道とはまったく違う絶景を随所に見せてくれる。
わたしにとって、「安達太良山はぜったいこちら」と”大びいき”のコースになった。
※今日のコース
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●2013.07.06の様子 ⇒ こちら
●2011.10.01の様子 ⇒ こちら
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