デザインワークをする場合
伝えなくてはいけないテーマが必ず有ります
テーマによってはそれに相応しい素材が
決まってしまうときが有ります
素材があるから後は大きさや
トリミング方法を考えればよいかというと
そうも行かないのがデザインワークです
たとえば商品広告等の場合
売りたい商品の写真は絶対条件でしょう
しかしその商品の魅力を充分
つたえなければ意味がありません
そんな時は商品を充分観察して
最高に美しいビューポイントを探したり
その商品にふさわしい利用シーンや
利用者の姿をイメージします
つまりユーザーサイドに立った目線が重要です
いままではメーカーサイドの押し売り的
コミュニケーションが多かったのですが
いまはそれでは共感してもらえません
視覚的にどんなに装飾して
魅力がない商品はまったく売れません
なぜならば情報化社会の今日
ユーザーの商品知識も非常に豊富です
無理矢理のセールスポイントでは
お客のハートはキャッチ出来ません
より確かな優位性をもたないものは
所詮どんなに広告しても
認めてもらえないものです
見た目だけを装飾する事がデザインだと
考えている人もまだ多い気がします
ある外国のデザイナーが魅力の無い商品は
私は広告しないと言い切った事を思い出して
確かにそうだと思います
優れたデザインは優れた商品からうまれる
とも言えると思います