デザインをする場合、アイデア勝負がほとんどです。
当然そのために頭をひねってアイデアを一生懸命に絞り出す。
やっとの思い出発想する時もあれば、苦しんで苦しんで
生み出す時もあり、生まれた瞬間は、まさに感動の一瞬です。
しかし、ここに落ち入りやす罠があるのです。
基本的には思いついたときは、自分でもちろん評価するわけであり、
納得その物なのです。
だからこそ、そのアイデアのおかしな個所を発見することは、
殆ど気がつかないものです。
アイデアには、思い込みと言う罠があるのです。
思い込んで見ているので、まったく違和感はないのです。
しかし、他の人が見た場合に、まったく伝わらない事も
しばしばあります。
つまりアイデアを客観視することができないと
他の人も自分と同じ風に受け止めてくれると思い込んで
しまう罠にはまってしまうものです。
では、この罠から逃れのにはどうするのか?
よく聞くのが、時間をあけてから再度冷静に見てみるという
方法がありますが、これも案外難しいものです。
思いついたアイデアをいろいろ壊すと言う方法が
良いのではないのだろうか?色を変えて見たり
形を変更したり、質感や、レイアウトバランスを
崩してみると、アイデアの核になっているものに
気づく時があるものです、やはり、作る壊すの
繰り返しで徐々に完成して行く事が多い気がします。
客観的な視点と独創的な視点を併せ持たなければ
いけない、やっかいなのがデザインの宿命なのでしょうか?
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