(自分用の記録)
熊本地震:
2016年4月14日21時26分、熊本を震央とする、M6.5・最大震度7の地震。
その28時間後の4月16日1時25分に、同じく熊本を震央とする、M7.3・最大震度7。
今回は主に、《情報仲介》に専念。
1.支援物資情報の仲介
1)4/21前後に、一部に支援物資が届き始めると同時に、「水も食料も尽きた!」という声が同時多発的に流れた。多くは、施設名か住所が併記されていたので、地図で確認した上で、最寄りの小中学校(≒指定避難所)からのツイートを検索。物資が届いていれば、「そちらの南西2kmの○○小学校に物資が届いています。相談されてはどうですか。」などと案内。
2)「支援物資が足りない」「支援物資を輸送中、どこに持っていけば?」というツイートが流れていたので、両者を仲介。
2.住宅情報の集約
被災自治体(熊本、大分)のみならず、九州各地、全国各地の自治体から被災者へ住宅の無償提供の発表が相次いだ。熊本県のHPでも、あまり集約ができていなかったので、自分のブログに網羅的にまとめ、毎日更新しつつ告知した。
熊本地震・住宅提供
http://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/adc2849f4ff593bef0043d4e71754ba3
3.支援情報の拡散
給水、炊き出し、その他政府や自治体からの告知情報を拡散。(多くの人がやっていた)
4.支援物資発送
1)Amazon欲しいものリストを使って、熊本市内の避難所に物資を発送。4/16に注文、4/28に配達完了。
2)同じく、Amazon欲しいものリストを使って被災者個人に発送。5/10
3)益城町の某避難所に味噌汁と紙コップのセットを送付。5/23
4)避難所の被災者個人にAmazon欲しいものリストから詰め合わせセット送付。5/27
5)避難所の被災者個人にAmazon欲しいものリストから詰め合わせセット送付。6/13
6)被災者個人にAmazon欲しいものリストから自炊用品送付。6/20
5.調査・報告
1)一部の避難所で、被災者自身が行う炊き出しのための調味料を、行政が支援物資の品目に加えてくれないとの問題が指摘されていた。そこで、該当する熊本市の避難所運営マニュアルを確認すると、そこには被災者自身による炊き出しは想定されてなく、調味料の支給も計画に含まれていないことが判明したので、問題提起をしていた被災者に伝えた。
避難所での自炊
http://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/190fadbecf96fdcd15a696241d376a9e
2)一部の避難所で、自主避難所だから、あるいは車中避難者や在宅被災者だから物資を配布しない、という問題が指摘されていた。これについて、政府や熊本県の防災計画、避難所運営ガイドラインを論拠に、本来はどう定められていたのかについて情報提供した。防災計画などでは、政府も自治体も、支給対象を指定避難所の避難者に限定している事実はない。
自主避難所への食料支給
http://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/77cd4113e5a48f8cc00bdef6ff938351
3)熊本県の義援金第1次配分から、県内市町村の被害度数を簡易的に算出した。
被災地の被害度数
http://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/01bf6dcf839120f8d5dfa13fd37f709f
4)車中泊などの被災者への支援物資をどう配布すればいいのか、との疑問が出されていたので、東日本大震災での事例を紹介した。
物資支給体制
http://blog.goo.ne.jp/zf-phantom/e/7420757f800d800c0a85676c9d577218
6.その他
1)御船町で活動を始めたTSUNAGARIが問題に
http://togetter.com/li/963483
2)Amazonを悪用して物資搾取?事件
【速報】Amazon欲しいもの事件を起こした龍田中学校のPTA文書が流出→雲隠れした会長の情報が明らかに
http://netgeek.biz/archives/72721
(感想)
肥後もっこす、というのがどれほどのプライドなのか頑固さなのか私は知らないが、熊本の行政は外部からの支援を拒否しすぎだと感じる。もし、行政関係者のプライドのために被災者個人に我慢を強いることになるなら、それは完全に誤り。そこを無視して、国が何とかしろとか国のせいとかの話も通用しない。
以上。
(おまけ)
揺れやすい地盤 災害大国 迫る危機
あなたの街の揺れやすさは?
http://www.asahi.com/sp/special/saigai_jiban/