被災地のボランティアセンターから伝わる様子によると、いろいろと非効率な点があるとのこと。
そのひとつは、被災者からの手続きは済んでいるのに、当日朝に最終確認をすると被災者が電話に出ない(出られない)ケースがあり、そのために確保したチームが出動できず、結果的にボランティアを長時間待たせたり、結局仕事がないままに終わったりしているとのこと。
役所の業務スタイルとしてはやむをえない点もあるだろうが、もっと効率良くやろうと思えば方法はある。
在宅被災者がいる地区に支援物資を配布するのと同様に、片付け支援も地区ごとにまとめて一括でやってしまった方が効率が良い。
もちろん、1日の作業で地区内全域の作業が完了することはないだろうが、それは日を改めて何度かやれば良い。
「現地での飛び込み依頼」というのは実際にあった事例で、片付け作業中のボランティアに別の被災者が「うちのも頼みたい」と申し出たところ、手続きを踏んでいない依頼には対応できない、と断ったことがレポートされていた。
役所手続き的にはそれが正解だとしても、被災者支援とボランティアの効率的活用の点からは正解とは思えない。
民間的な発想で言えば、現地派遣チームリーダーの裁量で臨機応変に対応できる。
以上。