七十二侯中第二十八侯「乃東枯(なつかれくさかるる)」は6月21日から6月26日にあたります。
「乃東枯(なつかれくさかるる)」という字をデザインして書いてみました。
「乃東」はウツボグサの古名だそうです。冬至に芽を出し夏至に枯れるために夏枯草(なつかれくさ・かこそう・かごそう)とも呼ばれたそうです。利尿や消炎の薬効がある漢方の生薬でもあるそうです。写真を見ましたが、きれいな花です。このウツボグサの花穂が変色して枯れたような色になる時候だということです。
緑が深まり、夏の花々が咲こうという時期に枯れていく珍しい花ですが、ヒガンバナなども夏場は葉が枯れたようになっています。調べれば「夏に枯れている草」というのは他にもあるのかもしれませんね。
二十四節気では「夏至」にあたり、一年で最も昼間の時間が長くなる時候です。いよいよ暑さも本番に向かいます。