桔梗(キキョウ)の花を描きました。
「あれ あの山のふもとで ゆらゆら」とハングルで書いてあります。民謡「トラジ打令(タリョン)」の歌詞の一部です。
韓国を旅行すると、真夏の炎天下でそこここにキキョウの花が咲いているのを目にします。「韓国の人はキキョウの花が好きなのだなあ」と思っていましたら、花をめでるというよりも、根っこを食べるために栽培しているのだ、と教えていただきました。参鶏湯(サムゲタン)にも使われるキキョウは、漢方薬の一つでもあるのです。キキョウというとキキョウの花しか連想しませんでしたが、どちらかというと野菜のイメージなのですね。
「元来は秋の花です」とハングルで書いてあります。上にも書きましたが、真夏の炎天下で咲いています。花屋さんでも6月ごろから鉢植えが売られているのを見ました。桔梗は俳句では秋の季語で、秋の七草にも数えられているはずなのに、おかしいなと思って調べてみました。
6月ごろから真夏にかけて咲いているのは「五月雨桔梗(さみだれききょう)」といって、品種改良によって夏咲きになったものだそうです。本来はやはり秋咲きなんですって。
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