今までに書いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介しています。いろは四十八文字といいますが、「を」「ゐ」「ゑ」「ん」なんかをどうしようかなと困っています。まあ、飛ばしてしまいましょうか。あ、すでに「を」は飛ばしてしまいました。「ゐ」はかろうじて「ゐのしし」がありました。
第十一回目の今回は「ま」です。
『ま』・・・松
松の木を描きました。よく見ると根元に小さな芽が出ています。これは私が大好きな版画家であるイ・チョルス氏の作風をまねて描いたものです。書き添えてあるハングルは「景福宮の柱も元来は芽であった」という意味です。
景福宮というのは朝鮮王朝時代の宮殿の名前です。宮殿の柱に使われるような立派な木材も、小さな芽であった頃があるのだ。今は立派な人もかつては子どもであったことを忘れてはならない・・・というような意味です。
このはがきをいつものようにある方に送り、その方のブログにアップしていただきました。その際にその方が「韓国のことわざです」と紹介してしまわれました。まだどこからもクレームや削除依頼は来ていません。が、これは韓国のことわざではありません。
もう一作品、松の木ではなく松ぼっくりを描いたものを紹介します。ハングルで「景福宮の柱となった松の木も元来は種子であった」と書き添えてあります。松の木の作品に味をしめて松ぼっくりに発展させたものです。芽よりも更にさかのぼって種子としてみました。
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