今までに描いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介していくシリーズも三周目に突入です。現代仮名遣いにない「ゐ」と「ゑ」はとばします。「を」と「ん」で始まるはがき絵もないだろうということで、四十四作品を紹介できると思います。
三周目の第二回目、今回は「に」「ほ」「へ」です。
「に」・・・ニョロニョロ
アニメ「ムーミン」に登場する「ニョロニョロ」を描きました。書き添えてあるハングルは、「長旅に必要なものは大きなカバンではなく、口ずさめる一つの歌さ スナフキンの言葉」と書いてあります。スナフキンもまた「ムーミン」に登場する「永遠の風来坊」です。
ニョロニョロは架空の生き物なので俳句の季語ではありません。
「ほ」・・・ホテイアオイ
水草であるホテイアオイを描きました。漢字では布袋葵でしょう。葉柄が丸く膨らんで浮袋のようになっています。これを布袋尊のお腹に見立てたものと思われます。夏に咲く花はアオイというよりヒヤシンスに似ていて、英名はウォーターヒヤシンスというそうです。俳句では夏の季語になっています。繁殖力が強く、温暖化で冬にも枯れなくなって、各地で増えすぎて大問題になっていると聞きます。
「へ」・・・兵馬俑
大阪・国立国際美術館で開催された「特別展・始皇帝と大兵馬俑」を見学してこの絵を描きました。実はこれより前に中国・西安の兵馬俑坑を見学したこともあります。その規模に度肝を抜かれたことを思い出します。
もちろん兵馬俑は季語ではありませんから、兵馬俑を俳句に詠むためには別の季語と取り合わせる必要があります。
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