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気ままに生活してるシニアの残日録

2024京都旅行(その2)

2024年05月20日 | 街歩き

今日は2日目、昨日も今日も晴れ。京都に来た時の朝食はホテルではなく、喫茶店を探してそこでモーニングを食べることにしている。名古屋がそうだが、京都にも独特の喫茶店文化がある。

今朝は初めて訪問するところだが、四条高倉のバス停から歩いてすぐのところにある小川珈琲堺町錦店に行ってみた。小川珈琲は1952年に京都で創業し、1970年に喫茶店を開設し、以後、京都を中心に直営喫茶店を展開している、現在はコーヒーの製造、コーヒー器具等の卸売、喫茶店事業などを営んでいるようだ。喫茶店は海外にも店舗があるが、名古屋のコメダコーヒーのような多店舗展開はしていない、そこが良いとも言えよう。

店舗はおそらく民家を改装して作ったもので、デザイン、内装などがしゃれている、雑誌などにもよく紹介されているので有名になってきた。7時開店の10分前に到着したが、もう何人か待っている。この通りはイノダコーヒー本店に行くため同じような時間に何回か歩いたことがあるが、行列を見たのは初めてだ。

今日はモーニングメニューの中から、「スモークサーモンと自家製フムスのサラダプレート 炭焼きトースト添え」2,200円と炭焼きトーストと「京都ぽーくボンレスハムとキュウリのサンドイッチ 柚子塩添え」1,450円をたのんだ。珈琲カップが大きいのがうれしい、おいしかった。店内は広く、並ばなくても入れただろう、若い人も結構来ていたし外人さんも来ていた。

朝食を済ませた後、ホテルから車で桂離宮に向かう、9時から予約を取っておいた。15分くらいで到着し、専用の無料駐車場に入れ、入口で開門時間を待つ、入場料は1,000円、今日は当日券も発売しており行列ができていた

開門20分前から中に入れてくれて、見学ルートの説明ビデオなどを見て過ごす。ここは宮内庁管理の施設で入門管理が厳しかった。20人一組くらいで説明員がついてくれて、所定のルートに従い解説を聞きながら見学する方式だったが、これがよかった。

桂離宮は回遊式庭園と数寄屋風の純日本風建築物で構成されている。係りの方の解説を聞きながら、手入れの行き届いた庭園や池、門、茶室、仏堂、書院などの建屋を見て回った。ここは創建以来火災に遭うことなく、ほとんど完全に創建当時の姿を今日に伝えている貴重な財産である。

素晴らしいところだった。

さて、桂離宮の次は、ここも前から行きたいと思っていた南禅寺近くの野村美術館に行った。この美術館は野村證券グループが母体で、1984年に開館。野村證券、大和銀行などの創業者野村徳七氏(雅号:徳庵)が蒐集した書画、茶道具、能面、能装束や徳庵自身の手になる作品を核として展示する美術館で、春季と秋季にのみ開館している。

今回は、「野村得庵 席披茶会再現 神戸棲宜荘・熱海塵外荘」と題した春季特別展示(後期)を開催していた。この日は昭和16年4月に塵外荘(徳庵の熱海別邸)で行った茶室の披露茶会の再現展示をしており、茶会開催時に使用した茶道具などが多数展示されていたが、撮影は禁止であった

むかしの会社の創業者は財を成した後はいい趣味を持っていた、素晴らしいことだろう。今の新興企業で成功したユニクロや楽天などの創業者たちはどういったものを残せるだろうか。

野村美術館を出た後、そのすぐ横にある、「碧雲荘」という野村徳七の京都別邸がある、内部は非公開なので、その門やお屋敷の外周を眺めてため息をついた。

(その3)2日目午後に続く

 

 

 



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