ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

名曲喫茶「でんえん」2024年初訪問

2024年05月03日 | カフェ・喫茶店

国分寺にある名曲喫茶「でんえん」に久しぶりに行ってきた。駅の北口から歩いて5分くらいか、かなり旧くなった一軒家の入口を入ると、店主のマダムが入口近くの席でお出迎えしてくれる。先客は2名なので席は空いている。好きな席にどうぞ、ということでスピーカーから少し離れた席に座る。

ここは昭和32年創業とあるからすごい、開店当時から内装などはほとんど変わっておらず、当時の雰囲気が残ることから、ドラマのロケーション撮影などに利用されることもあるそうだ。

今日はブレンドコーヒーとチーズケーキのセットメニュー900円を注文する。店内には本箱もあり、雑誌が置いてあるテーブルもあるので、そこから雑誌を取って読みながら待つ。

スピーカーからは比較的大きな音でクラシック音楽が流れている。ショパンのピアノ協奏曲1番だった。店内は会話禁止ではない、店の人も客と普通に話している、ただ、店主が高齢なので話すときはマスクをしてくれ、と張り紙に書いてある。

コーヒーとケーキが出てきたので、しばしコーヒーを啜りながら音楽を聴く、ここはLPかCDかはわからないが、かかっている曲はクラシック音楽の最終楽章までの全曲ではなく、特定の楽章だけなのが面白い、今度行ったときなぜそうするのかなど聞いてみたい。

店内の壁には何枚かの絵も掛かっている。

良い雰囲気の中でゆっくり過ごせた、客もあまり入ってこない、いつまで続けられるの心配になる、マダムの他にもう1名女性の店員さんがいるが、この人がマダムの子どもさんかお孫さんか、アルバイトかはわからないが、何時までも閉店せずにいてもらいたいものだ。

ご馳走様でした


サザコーヒー本店に行ってみた

2024年04月20日 | カフェ・喫茶店

茨城県ひたちなか市のサザコーヒー本店に行ってみた、ちょうど国営ひたち海浜公園に花を見に来た帰りにちょっと寄ってみようと思った。場所はJR勝田駅の直ぐそば。駐車場も隣接する場所にかなりの台数が収容できる広さが確保されているので車で来るにも便利である。

店の正面はそんなに目立つ感じではなく、SAZA COFFEEの文字看板がある。正面入口から入るとそこはショップとなっており、コーヒー豆やカップなどを販売している、喫茶の入口はその左横にあり、そこから案内されて入店する。

入ってみると結構広く、洒落たカウンターの背面にはいろんなコーヒーカップが収納してあり、客席の外には庭園がる、今日は初夏のような陽気なためか喫茶室は開け放たれており、テラス席もある、庭園の緑がまぶしい。室内インテリアはアフリカ仮面やパナマ民族の彫刻のようなものが飾られていて何となく南国の熱帯雨林の中に喫茶店があるという雰囲気で大変洒落ている。テレビのカンブリア宮殿にも紹介されたことがあるそうだ。

通常の2人がけテーブル、4人がけテーブルの他に、大テーブルもありカウンター席もある。

メニューを見るといろんな種類のコーヒーがあり選ぶのに迷う、以前、筑波大学店や大洗店に寄ったことがあり、その時のコーヒーの印象は酸味の強いものだったので、今日はアールグレイティーにし、嫁さんはアメリカンコーヒーにした、このアメリカンは酸味があまりない。そして、ロールケーキも一つたのんだ、ここのケーキはサイズ大きめでおいしそうだ、合計で2,200円。

コーヒーの値段は700円から900円くらいで結構高めだ、店内やコーヒーの味に自信があるのだろう。コーヒーカップなどの食器類も高そうなものを使っている。コーヒー豆については世界の産地に赴き、直接購入しているそうだ。パナマのゲイシャコーヒーが自慢の一品だ。コーヒー豆選定のポイントは「香り」、それを日本の店で焙煎し、抽出して提供している。また、サザコーヒー所有のコロンビアの農園もあるというから相当な情熱でやっている。

コーヒーの世界で一番飲まれているハンドドリップ的なコーヒー(機械式エスプレッソ的なコーヒーではない)の世界一を決めるブリューワーズカップの日本代表選でサザコーヒーの飯髙亘氏が2023年度のチャンピオンになったと店内に掲示されていた、日本一のバリスタということでしょう。

何から何までかなりこだわりがあり、アメリカ資本のスタバとはひと味もふた味も違う経営の仕方に感心した。とかく、欧米式に感化されやすく、スタバやディスニーランドなどにすぐ飛びつく日本人が多く、また、それを真似たチェーン店舗を始めるなど独自性に欠ける傾向を如何なものかと思っていたが、ここはそれらの二番煎じをやらない新興珈琲店の一つだろう。以前紹介した高倉町珈琲もそうだし、星野珈琲店などもそうだろう。頑張って欲しい。

来店する客を見ているとコーヒーの値段からして、所得に余裕のありそうな感じのご婦人が多いと感じた、この辺は日立の工場もあり地域全体が豊かなのではないか。

非常に良い雰囲気の中でゆっくりくつろげました。ご馳走さまでした。


吉祥寺「武蔵野珈琲店」でくつろぐ

2024年04月06日 | カフェ・喫茶店

吉祥寺南口の喫茶店「武蔵野珈琲店」に立ち寄った。南口の井の頭公園につながる道の途中にあるビルの2階にある。結構前からある店だ。一度来たことがある。

帰宅してから店のWebページを見ると

「1982年に開店、コーヒーは手間を惜しまず、すべてネルドリップによる美味しさを優先。丁寧に淹れたコーヒーを大倉陶園やマイセン、ヘレンド、ウエッジウッドといった素敵な器で召し上がっていただきます。クラシック音楽の流れる店内でおくつろぎください」

店内は黒を基調とした木でできたテーブル、カウンターなどで非常に落ち着いた雰囲気、以前来たときはカウンター席に座ったが、今日は読書がしたかったので外光が入り明るい奥の窓側の席に腰かけた。

注文はブレンドコーヒーとフィナンシェをたのんだ、合計で1,000円くらいだったか、そんなに高くない。珈琲は酸味があまりない私好みの味だった、これも帰宅してからWebページで確認したら

「マンデリン、ブラジル、コロンビアなど7種類の豆をブレンド。開店以来変わらない武蔵野珈琲店の味です、武蔵野珈琲店の使用する水は、ほとんどが地下水。これは武蔵野市全体で、地下水の割合が80%で残りの20%が多摩川水系だからです。すぐ近くにある井の頭公園にある神田川の水源となる湧水は、3代将軍徳川家光公により井の頭池と命名されたと伝えられています。井の頭の湧水がお茶をたてるのに最適な水として、将軍家にも使用されていたのです」

結構、おいしい珈琲を淹れることにこだわりを持っているようであり、素晴らしい。それなりに知られているのか、結構お客さんが入ってくる。

今日は午前中から出かけたので読書の時間が取れなかった、ちょうど文庫本を読んでいるところなので、今日はそれを持ってきて、ここで1時間くらい静かな雰囲気のもとで読書ができた。読書と言えば、店のWebページに「芥川賞を受賞した、ピース又吉(又吉直樹)さんの火花、なんと文中に武蔵野珈琲店が実名で登場」とあった。

ご馳走様でした、くつろげました。

 

 


蔵前 パンのペリカンとカフェfrom afarにて

2024年04月04日 | カフェ・喫茶店

眼医者に行った日の帰り、予定より診察が早く済んだので、帰宅途中で蔵前で買い物と休憩をしていこうと思いついた。

先ずは5時までしか営業していないパンのペリカンに寄って、いつものロールパン5個入り600円を買う。4時ころだったか、売り切れの時もあるので心配して行ったが買えてよかった、3時半までは電話で予約して取り置きしておいてくれるが、今日は診察が終わったのが3時半過ぎだったのでいきなり行くしかなかった。

次に、すぐ近くにある私のお気に入りのカフェfrom afarに寄ってみた。浅草方面に行く国際通りから横に入ってちょっと歩くと見つかるが、国際通りに面していないので普段はそれほど混んでいないから穴場だと思っている。国際通りに面した同系列の半月は店の前に2組の女性たちが立っていたので混んでいたのかもしれない、私は半月よりこちらの方が好みだ、広々しているし、すいていることが多いし、何時間いてもいい雰囲気がある。

到着してみると今日は結構混んでいた、人気が出てきたのか、しかし満席ではなかったのですぐに座れた。570円のブレンドコーヒーを注文、水はセルフサービス、席はあいている好きなところに座れる。ここのブレンドコーヒーは苦み中心の味で自分の好みだ、あまり酸味のあるコーヒーは苦手だ、また、ずいぶん洒落た高そうなコーヒーカップに入れてくれるのも良い。

ゆっくりコーヒーを飲みながら内部を見ていると来ている客はほとんど若い女性だ、男性はほとんどいない、彼女たちを引き付けるお洒落感があるのだろう。ゆっくりくつろげた。

さて、帰宅してからの夕食、せっかく買ってきたロールパンに合うように今夜は鮭のムニエルの洋食となった。

ペリカンのロールパンは独特の形をしている、生地をロールパン型に成形しただけでなく、もうひと巻きしてあるからだ、そして味は、パン生地に非常に粘り気というか弾力性があり、かつ、生地がびっしり詰まって密度が高い食感がするのだ、実においしい、贅沢な作りだ、これ以上おいしいロールパンを知らない。

今日はお菓子の塩野に行き、四川飯店、平河町、眼科、蔵前と盛りだくさんな一日だった、眼は視力、眼圧、視野の検査をして異状なく一安心

お疲れさまでした。


千駄木「Books &Café Bousingot(ブーザンゴ)」に入る

2024年03月30日 | カフェ・喫茶店

東京文化会館で東京・春・音楽祭の公演を観た後、千駄木の駅の近くの喫茶店で休憩した。付近をブラブラ歩いて適当に探していたら、不忍通りに面したところに良い雰囲気の店を見つけた。

Books & Café Bousingot(ブーザンゴ)という店、古本屋とカフェが一緒になったユニークな店だ。外から店内も見られて初訪問でも安心感がある。中に入ると先客はひとりだけなので、2人掛けのテーブルの椅子に座る。

室内の半分はカフェ、もう半分は古本が置いてある。メニューを見ると飲み物は基本的にエスプレッソ・コーヒーと紅茶のようだ。今日はカフェ&クリーム550円というのを注文した。普通のエスプレッソは量が少なめだが、これは普通のコーヒーカップの大きさのようだから、これを選んで見た。

コーヒーを淹れている間に本を見る、いろんなジャンルがあったが、差別や権力闘争といった類いの本も目立った。階級闘争史観的なものは好きではないが、そっち系の信奉者も一定数はいるのだろう。本を見ながらコーヒーを飲んでもいいのか聞かなかったが、蔦屋などそういう雰囲気の店が多いので、そのスタイルは好きだ。

店内に流れている音楽は何となくレゲエや中南米系的な音楽のようだが詳しくないので、さっそく例のShazamを使って何曲か調べてみたら、こんな曲であった。

  • Benny, Adios(Los Munequitos de Matanzas)
  • Oyelos de Nuevo(Los Munequitos de Matanzas)
  • La Plegaria(Los Munequitos de Matanzas)

Los Munequitos de Matanzas(ロスムニェキトスデマタンサス)は、マタンサス市のキューバのルンバアンサンブルのようだ。

さて、出てきたコーヒーは表面にコーヒーアートとでもいうのだろうか、クリームの素敵な模様が書いてあった。飲んでみるとおいしい。エスプレッソは強すぎるがミルクを入れるとちょうど良い。量も申し分ない。席から不忍通りの往来もよく見えて開放感がありくつろげた。店内が明るいのも本を読んで休むにはちょうど良いでしょう。

ゆっくりくつろいで店をあとにした。ごちそうさまでした。


亀戸の「珈琲道場 侍」に行ってきた

2024年03月13日 | カフェ・喫茶店

亀戸天神の梅を見に行こうと思い立って亀戸に来た。何度か来たことがある場所であり、亀戸天神横の船橋屋のくず餅も好きだ。ただ、今回は梅と、梅を見たついでに食事と喫茶でどこかに寄ろうと思った。

午前中に駅についてまずは一休み、前から行きたいと思っていた喫茶店「珈琲道場 侍」に来た。この店はメディアでよく取り上げられる有名店、どこにあるか知らなかったが亀戸駅の小さな東口の改札口を出た真正面にある。

面白い店名だが、店のホームページに由来が書いてある。『道場』の創設者であり、マスターの近藤孝之氏によれば、自分が持っている「武道の教え・精神」を生かす仕事、それを求めた結果が喫茶店経営だったという。もともと実家が合気道の道場をやっており武道には、『礼・間合い・残心・くずし・呼吸・目付け』という六つの基本要素があるが、この武道を通して学んだ六つの教え、これだけは人よりちょっとは身に付いている、それで、この要素を生かせる仕事はないかと思って始めたという。

店は2階にある、階段を上がって入口を入ると、案内するまで座って待っていてくれ、と言われた。待っている人は私一人だからそんなに時間はかからないだろうと思い、腰かける。2、3分でカウンター席の一番手前に案内される。すぐ横のテーブルは注文を受けて出来上がったコーヒーや食べ物を置く場所。

カウンターの椅子に腰かけると、その椅子はなんとロッキングチェアー、ゆりかごのように揺れる。珍しいものだ。これもホームページによれば、近藤氏が店を始める前に喫茶店めぐりをしていて気づいた、どんなりっぱな店も椅子はたいてい同じ、あるとき公園でブランコに座りながら一服して、どんな店がいいかと考えながら、あれ?揺れるって面白い、ブランコって良いんじゃないかって。そこからロッキンチェアーを思いついた、ということらしい。

メニューを見て、ここで有名な水出しコーヒーのホット500円をたのんだ。

人気店ゆえか、次々と客が来る、入口近くの待合席がどんどん埋まっていく、いいタイミングで入店してよかったと安堵する。来ている客は結構若い人が多い、土曜日だったからか、喫茶店ファンが多いのは良いことだ、日本の喫茶店文化をぜひ守っていきたいからだ。混んでいるせいかカンター内の店員さんたちは慌ただしい、従って私の横にもひっきりなしにコーヒーを取りに来たり、伝票でどこまでさばけたか確認する店員さんが来て落ち付かない、とても本をゆっくり読める状況ではなかった。

結構待たされた後でコーヒーが出てきた。飲んでみるとおいしい。座っているカウンター席の前が厨房となっており、その背にはコーヒーカップがいっぱい収納されている。また、カウンター席の後ろにはテーブル席がある。結構収容能力はありそうだ。モーニングを食べに来ている人も多い。

珈琲を飲みながら店内を観察していると、コーヒーは店主がペーパードリップでひとつづつ丁寧に抽出している、これが結構ボトルネックになっていて、注文の品物の提供が遅れる原因になっている。ここは店のサービスの核心部分なので他の人には譲れないのだろうが、何か工夫が必要だろう。全体的に店内の落ち着きがないし、商品の提供が遅れ気味である。

帰りに私の席の前でコーヒーの抽出をしていた店主が「落ち着かない席で申し訳ありません」と声をかけてくれた。店の方も認識しているようだ。改善を期待したい。

ごちそうさまでした。


上野の「珈琲処ボナール」に入る

2024年03月11日 | カフェ・喫茶店

御徒町のぽんた本家で食事して上野の国立西洋美術館に行く途中、上野公園の入口そばに喫茶処ボナールを見つけた。入ったことはなかったので店頭に行ってみると、コーヒーカップなどが見えた。そこで入ってみようと思った。外の看板には炭火焙煎、深煎粗挽と出ている。

入ってみると、場所が良いのにもかかわらず混んでいない、好きな席にどうぞと言われ店内を見ると、奥に向かって縦長になっており、途中から地階と2階に分かれている、2階はガラスで仕切られていて喫煙席のように見えたので地階に行き、空いているテーブルに腰かけた。地階と言っても半地下という感じだ。

メニューを見るとブレンドコーヒー900円となっておりビックリ、空いている理由が分かった。コーヒーの味を聞くと酸味よりは苦みの方が強い、という説明なので、そのブレンドコーヒーをたのんだ。これが一番安い。帰宅してから店のホームページを読むと、最高の豆を使い、注文を受けてから挽き抽出をするなど、かなりのこだわりをもって珈琲を提供しているようだ。それが値段に出ているのでしょう。

待っている間、店内を観察すると、つくりは上品な感じ、壁に絵もかかっている、入口すぐのカウンター席の奥の壁にはコーヒーカップがいっぱい収納されていていい雰囲気を出している。ここは水出しコーヒーも提供しているようだ。しばらくして珈琲が運ばれてきた。コーヒーカップは高そうなものでしゃれている。私はブラックで飲むので、そのまま頂く。おいしい。ケーキもあったがダイエット中なのでやめた。

私と同じ半地下には他の客が一組いたが話声が結構聞こえてしまう。それほど広くないので、かつ、半地下で話声が壁に反響するせいか、ゆっくり本でも読んでくつろぎたいのに気になった。

美術館に行く前のひと時、40分くらい滞在してゆっくりできました。ごちそうさまでした。


名曲喫茶「ヴィオロン」に行く

2024年03月08日 | カフェ・喫茶店

阿佐ヶ谷の名曲喫茶「ヴィオロン」に行ってきた。本年初訪問。駅北口から歩いて数分で着く。昼過ぎに到着すると既に何名かの先客があるが座席はまだ余裕がある。壁際の席に腰かけコーヒー500円を注文。

壁には「会話はご遠慮ください」との小さな張り紙がある。基本的には一人で来てクラシック音楽を楽しむ喫茶店である。

ここは現在かけている曲が何か掲示しないため、知らない曲だと店主に聞くしかない。ところが先日テレビで放送中のクラシック音楽ドラマ「さよならマエストロ」を見ていたら、芦田愛菜が市役所に来た老婦人がメロディーは覚えているけど曲名が思い出せなくて困っているとき、偶然、そのメロディーのレコードを聞き、すぐに曲名検索のスマホアプリを使って調べているところを見た。早速ネットで調べてみると「Shazam」というアプリがあることを知り、Appleストアーで入手した。今日はそれを試してみようと思い、使ってみた。

今日は1時間半ちょっと滞在し、滞在中に4曲のLPがかかっていた。それをShazamで調べた結果は

  • ハイドンの主題による変奏曲(ウィーンフィル・フルトヴェングラー)を含むLP
  • ショスタコーヴィッチ、交響曲1番(アルトール・ロジンスキ、クリーブランド管弦楽団)
  • 不明
  • モーツアルト交響曲33番(バレンボイム、イギリス室内管弦楽団)を含むLP

1曲だけ曲名がわからない、と出たものがあった。これは使い始めて初のことだ。ただ、このアプリの威力を感じた。素晴らしいものだ。カメラモードで見ると花の名前などがわかるアプリもあるし、昨年海外旅行に行ったときに使った音声認識の自動翻訳アプリもあるし、技術革新の速さには目を見張るものがある。まだ知らない便利アプリがあるかもしれない。

今日は週末のせいか来ている客も女性や若い人もいたが、1時間以上じっくり聞いているのはシニア層である。時間に余裕があるからだろうが良い趣味だと思う。室内は少し暗く灯りはすべて蛍光灯ではなく電球なのが良い。個人的な好みからはもう少し外光が入って明るい雰囲気の方が良いが、少し暗めの方が集中して音楽を聴くにはいいかもしれない。

今日は午前中、読書の時間が十分に取れなかったのでKindleを持参してここでじっくり読んだのはよかった。このKindleというのも便利なツールである。私のKindleの中にはもう57冊分の本が入っている。何か調べたい時など、Kindleの検索機能を使えばたちどころにたどり着ける。ブルーライトでないので目にも優しい。家で本箱の蔵書も増えない。本箱が場所を取りすぎているとの家族からのクレームは読書人にとって頭の痛い問題であろう。

更に、私は1、2か月前からAIのChatGPTを利用している。メールアドレスなどわずかな情報の登録で利用できるようになり、重宝している。もちろん無料だ。便利な世の中になったものだ、いつまでも新しいものに興味をもって挑戦する姿勢を維持していきたい。

じっくり楽しめました、また来ます。


湯島の「Zehn Coffee(ツェーンコーヒー)」に入る

2024年03月04日 | カフェ・喫茶店

肉の万世でパーコ麺を食べた後、秋葉原から末広町の方に向かって歩き、そこから湯島の駅の方までぶらぶら散策し、どこかで休んで帰ろうと思い、ツェーンコーヒーという店に入ってみた。この店の店名は店主の名前に由来しており、Zehnというのは10(十)という意味のようだ。

場所は湯島中坂下の交差点の角にある、店の入口のガラス戸には2階に喫茶席あります、と張り紙があったので店に入ってみると確かに1階は狭く、戸を開けてすぐのところにある階段から2階へ案内された。1階はコーヒー豆の焙煎と販売所のようであるが詳しく見なかった。

2階はこじんまりとしており、テーブル席が4つあった。先客が1名いたが、4人掛けの席に一人で腰かけ、待っていると、男性の店員(店主か?)が水とメニューをもってきてくれる。ビターコーヒー600円を注文した。

2階は1階の階段から吹き抜けとなっており、スペース的には狭いがその狭さを感じさせない。外光もふんだんに入り明るい雰囲気。階段を上がるところに新聞が何紙かおいてあり、また、2階には雑誌が何冊かおいてあるので、それらを見ながらくつろいでいると、コーヒーが出てきた。小さなビスケットも添えてある。

コーヒーカップがずいぶん素敵な、高価そうなカップで店主のこだわりが感じされる。コーヒーを飲んでみるとビターコーヒーであるがそんなに苦みは強くなく、おいしい。雑誌から目を離しても1階の入口まで見下ろすことができ、また、通りの方が見えるため目のやり場に困らない。

あとで調べてみるとこの店のコンセプトは、

1.高品質な製品をリーズナブルな価格で提供
・ドイツ直輸入の高級焙煎機で注文を頂いてから甘皮を除去しながら珈琲専門家が独自開発した温度管理、時間管理で自家焙煎します。従って、より煎りたて、挽きたての香り豊かな珈琲豆を提供
・鮮度、品質を維持するため包装紙に特殊バルブを使用してますので珈琲の香り、味を損なうことを防ぎます。
2.お客様本位をモットーに、明るく、礼儀を重んじるサービスを徹底します。

かなりのこだわりがあるようだが、それに値するうまいコーヒーと雰囲気だった。

ゆっくりくつろげました。ごちそうさまでした。


吉祥寺の「Funky」でランチ

2024年02月26日 | カフェ・喫茶店

吉祥寺の「Bar and Kitchen Funky」で昼食を取った。初訪問。この店は1960年からある老舗のジャズ喫茶・バーだ、吉祥寺にはよく行くが知らなかった。ホームページを見るとサムタイムと同じ経営のようだ。

場所はパルコの向かい、油そばで有名な「ぶぶか」の左隣り、目立たないところにある。外から見るとそれとはわからないが、ランチの案内が出ているので喫茶店かレストランかというのはわかる。

ランチメニューがあるようなので入ってみた。開店して間もなくまだ客が入っていないところに入り、どこでも好きなところにと案内され4人掛けのテーブル席に一人座る。ランチメニューの中から「パテ‣ド・カンパーニュのランチプレート」1,380円を注文。スパゲッティも2種類あったがソースの内容がイメージできなかったのでランチプレートにした。飲み物付きでアールグレイの紅茶を選択、お替り無料。

店内はカウンター席もあり、カウンターの上にはウィスキーなどのお酒も並んでいる。夜になるとジャズバーになるのでお酒を置いてあるのだろう。写真OKとのことなので撮っていると、写真撮りたいならスピーカーがある2階で食べてはどうかと言われ、それならせっかくなので2階に移動。

2階には突き当りの壁にはJBL社の名機といわれるスピーカー「パラゴン」が設置してあり、LPレコードをBGMとして流している。ちょうどノラジョーンズの「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」が流れていた。アルバムジャケットがスピーカー横に出してある。

このパラゴンというスピーカーは店のHPによれば「製造には高い技術を持つ木工職人が必要で、一つひとつが全て職人の手作業で制作されていたそうです。JBL社においてただ一人残った職人は、なんと日本人。誰でも制作出来るわけではなく、この最後の職人が引退した1983年にパラゴンの製造が終了、1957年から1983年までに約1,000台しか製造されていません。現在はジャズ喫茶を中心に、その音色を聴ける場所は希少となっています」と解説されている。そういう話を聞くと直ぐに修理用の部品の製造もやっていないだろうから壊れたらどう修理するのだろうと心配してしまう。

2階にもカウンターがあり、お酒がずらっと並んでいる。そして2階の天井は丸くくりぬかれた大きな空間があり、3階の一部が見える。3階にはLPレコードのライブラリなどがあるそうだ。店内の雰囲気は大変良い感じで、夜になればさらに最高の雰囲気になるだろう。

さて、食事のワンプレートで出てきた。大き目のパテと野菜、小さいパンが一つ盛り付けてあるヘルシーなもの。女性向きのメニューだと思ったが、太り気味だからちょうどいい。紅茶を飲みながらおいしく頂いた。紅茶のポットもカップもなかなか凝ったものだったし、味もおいしくお替りをした。

お客さんが何組か入っていたが、ゆっくりしていってくださいと言われたので40分くらいいただろうか、おいしく頂いて店を後にした。

ごちそうさまでした。