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気ままに生活してるシニアの残日録

ウィーン国立歌劇場「こうもり」

2023年01月03日 | オペラ・バレエ

念願かなって3,4年前にウィーンに旅行に行った。旅行中のある晩、国立歌劇場の前を歩いて通ったら劇場の外壁に大きなスクリーンがあり、そこで中でやっているオペラの演奏を同時放映していたのを見てびっくりした。なんという太っ腹ぶりだろう。帰国後更に驚いたのは、ホームページで月に1回くらい無料のストリーミングサービスをしていることだ。コロナ発生後、世界各地のオペラハウフでは同様のサービスをしているらしい。

 

今日は現在見られるヨハン・シュトラウスの「こうもり」(2021年12月31日公演)を自宅で見た。世界のオペラの中心地で行われるオペラ公演を自宅で無料で見られるとはなんと有難いことか。しかも日本語の字幕も表示できるではないか。

さて、この公演の出だしの場面を見た途端、またビックリした。なんと舞台設定が私が何度も見ているDVD(1986年、カルロス・クライバー指揮、バイエルン国立管弦楽団、オットー・シェンク演出)と全く同じではないか。慌ててキャストを見たら演出がDVDと同じオットー・シェンクだ。40年近く新作を作っていないのはこの演出がよほど人気があるからなのか。自分のDVDの内容に満足しているので、今回のパフォーマンスの評価としては少し不満足なものだが、そのような事情では仕方ないであろう。アイゼンシュタイン役のアンドレアス・シャガーはそれなりの存在感はあったが、ロザリンデ役のレイチェル・ソレンセンは太めで、髪型もいまいちでやはりパメラ・コパーンが良いなと感じた。

 

ヨハン・シュトラウス
ベルトラン・ド・ビリー制作
オットー・シェンク
 
エイゼンシュタイン:アンドレアス・シャガー
ロザリンデ:レイチェル・ウィリス・ソレンセン
フランク:ヴォルフガング・バンクル
オルロフスキー:クリスティーナ・ボック
アルフレッド:天子 浩⇒尼子広志
ファルケ博士:クレメンス・ウンターライナー
アデーレ:ヴェラ・ロッテ・ボッカー
イーダ:ヨハンナ・ウォールロス
フロッシュ:ピーター・シモニシェク
 
(2021.1.4 追記)
アルフレッドの天子浩氏は尼子広志氏の間違えでした。申し訳有りません。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「こうもり」観ました (中村)
2023-01-03 22:12:48
アクセス頂きましたので、ウィーン国立歌劇場「こうもり」21年版を観ました。実際にウィーンの歌劇場で鑑賞したのは、1973年でしたが、懐かしく思い出しました。有り難うございました。
Unknown (4lastsongs)
2023-02-04 20:56:41
コメント有り難うございます。ブログを始めたばかりなのでコメントへの返信などの知識がなく、返信が遅れてすいません。貴殿のブログは大変興味深く拝見しています。これからもお気づきの点があればコメントお願いします。

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