ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

「はま寿司」でランチ

2024年05月16日 | グルメ

伊奈町にバラを観に行った際、鑑賞の前に車を停めた大きなショッピングセンターの一角に回転すしの「はま寿司」があったので、そこでランチをとることにした。このチェーン店には入った記憶がない。

はま寿司は、調べてみると牛丼のすき屋グループのようだ、店舗数は2023年のデータでは500以上あり回転すし業界ナンバー2だ。


(最初は光り物、サバ寿司)

11時過ぎくらいに店内に入ると、受付の画面操作で、人数とカウンター席希望と入力すると、〇〇番の席にお座りください、というレシートのような紙が出たので、その場所に腰掛ける。カウンター席は隣の席とパーティションで仕切られており、ちょっと狭い感じがする。いい加減、パーティションはやめてほしい


(次はイカの三種盛り)

注文はもうこの業界では当たり前の、テーブルに設置してあるタブレット端末から行う方式。慣れてきたのでメニューを見ていくと、どうもこのチェーン店は一皿100円から150円のメニューが大部分の低価格路線の店のようだ。

画面を見ながら、いつものように、白身魚、光り物、イカ、エビ、サーモン、マグロ、巻物などの順に注文した。目の前の回転レーンは上下2つある、到着するとタブレットで教えてくれる。今回注文してみると、注文してから出てくるまでがちょっと長いので、まとめてある程度の皿数を注文したほうが効率的だ。


(次は煮エビ)

それと店内を眺めると、すしの調理は客がいる場所とは仕切られた別室で行っているので、すしを握っている姿は客からは見えない、このような店は初めてだ。このほうが効率が良いだろうし、客をより多く収容できるのかもしれない、が、どいうもんだろうな、と感じた。

あと、ここの特徴は、テーブルに4種類の異なる醤油ボトルが置いてあることだ、これが一つの差別化戦略でもあるのだろう。私はあんまり醤油にはこだわりはないが。

それから、提供された寿司を見るとやはり握って〆たという感じがせず、機械で作ったシャリの上にネタをただ乗っけた、という寿司になっている。これは考えてみると、提供された寿司はワサビがついてないためではないかと思いついた。子供たちも来店するので基本的にサビ抜きになっており、大人は空になったすし皿に醤油とワサビをセットして、寿司からネタをとってそのわさび醤油につけて、もう一度寿司に乗せて食べろ、ということだろうと思った。なるほどね、しかし・・・・安いから文句は言えないか


(次は漬けマグロ)


(カツオ)


(サーモン握り三種)


(石垣貝)


(マグロ三種)

ごちそうさまでした、結構おいしかった、食べ過ぎた、値段は10皿食べて1,375円だった、安い。店を出るときには12時近くになっていたが、多くのお客さんが待っていた、早めに入って正解だった

 


向島「志”満ん草餅」で草餅を買う

2024年04月26日 | グルメ

明治2年(1869)に隅田川の渡し舟の客向けの茶店としてはじまった『志゛満ん草餅(じまんくさもち)』。名物は香り高いよもぎを使う草餅。前から食べたいと思っていたが、そのエリアはあまり行く機会が無いので今まで食べてなかった。この日は歌舞伎観劇の帰り、日が長くなってきたので、車で寄ってみようと思いついた。

店は墨堤(ぼくてい)通り沿いにあり、その前は何度も車で通ったことがある、電車では東武スカイツリーライン東向島駅からも曳舟駅からも徒歩10分程度。

実はこのあたりは先日行った長命寺さくら餅や言問団子など、和菓子店が点在する和菓子好きにはたまらないエリアらしい。ただ、電車で行くには少し駅から歩くし、車で行くには駐車場を探すのが一苦労な場所だ。今日は店舗隣接のTimes駐車場に入れたが、マンションの中庭のような場所にあり入りにくかった。

さて、志゛満ん草餅であるが、創業した当時は、墨堤のよもぎを手摘みして草餅を作っていたそうだ、そして、志”満ん草餅で使用している「よもぎ」は創業当初からこだわりで、「生のよもぎ」を使用している。

また、この志゛満ん草餅という名前だが、店のホームページには特に書いてないのでChatGTPで調べてみたら、諸説あり、中国の詩の中に「志満」があり、これは植物のライチョウをさし、それを名前につけた、或は、日本の奈良時代の僧侶が発見した薬草「志満草」に由来する、とある。


上が「あん入り」、下が「あんなし」

草餅は「あんいり」と「あんなし」の2種類あり、俵型の「あんいり」には北海道十勝産小豆でつくる自家製のこし餡が入る。餅7に対して餡3とやや少ない割合になっているが、これは主役の草餅を楽しんでほしいからということらしい。

「あんなし」の方は、真ん中がくぼんだユニークな形をしている。「渡し船を模したのでは」という説もあるが、店主は渡し船の客が食べ歩きしやすいよう工夫した形だろうと述べている。大きなくぼみに白みつときな粉をかけて食べる。

この草餅はデパートなどでも何カ所か買えるところがあるが、曜日が限られていたり、浅草松屋では7個の箱入りからしか買えなかったりと制約があるが、ここでは1個から買えるので有りがたい。今日は「あんなし」と「あんいり」と3つずつ買った。今日は4時過ぎに行ったが最後の10個くらいしか残っていなかった、売り切れ次第終了なので偶然とは言え、在庫が有ってよかった。

生菓子なので賞味期限は当日中だが、経験では翌日午前中までなら大丈夫だ。帰宅して夕食のデザートとして食べてみたが、本当においしかった。

ご馳走様でした。


海浜公園のあと、ひたちなか市で昼食(わたなべ製麺所とめん処市川)

2024年04月18日 | グルメ

ひたちなか市の国営ひたち海浜公園を散策したあと、車で20分くらいで行ける那珂湊漁港にある「おさかな市場」の中のレストランあたりで海鮮定食でも食べようと行ってみた。漁港の入口に来ると混雑しており店の正面につけるのも大変そうだった。これでは待つ時間が長くなりそうなので、別候補として調べておいた焼きそばの「たわたなべ製麺所」に行ってみた。

那珂湊の名物に焼きそばがあるのは知らなかった、焼きそば店が多いそうだ、アド街でも取り上げられたことがあるとか。そのアド街情報を見るとこの店の名前が出ており、ここで製造する麺が那珂湊焼きそばの定義になっているとのこと。

だが行ってみると食堂がなく、製麺所そのものであった。製麺所の方に聞いてみると、焼きそば用のおいしい麺を販売しているので是非買っていってくれといわれ、1袋に2食分の焼きそばとソース、ラード、紅しょうが入って480円のものを2袋買ってみた。

この製麺所はテレビで紹介されたらしく、麺の注文が殺到しているそうだ。帰宅して1袋は子ども夫婦にあげて、あとはこの焼きそばを翌日の昼食で作ってみた。食べてみると、麺の食感はもちもち感があっておいしい、生パスタのような食感である。大変おいしく頂いた。

さて、当日はもう一つ候補として考えていた勝田駅前のサザコーヒー本店に行ってランチメニューから何か食べようと思いわたなべ製麺所を出発した直後、とある交差点を曲がったところに「そば処市川」という店が目に飛び込んできた、駐車場に結構車も止まっており、店構えも新しそうだ、もうお腹が空いていたので、ここで蕎麦でも食べようと即決した。

店に入ってみると結構混み合っていたが、もう1時に近い時間となっていたので帰る客もいて、すぐに席に座れた。メニューを見て、私は「市川御膳」(暖かい蕎麦、稲荷寿司1個、天ぷら4種盛、小鉢の湯葉)1,600円を、嫁さんは悪魔丼セット(冷たい蕎麦、天かす・海苔・ごまのをかけた丼もの)1,150円をたのんだ。

しばし待って、出てきた麺を食べると、コシがあって大変おいしかった、天ぷらもおいしかったが海老がちょっと細いと感じた、ただ値段相当だろう。嫁さんのものもちょっと食べたがおいしかった。つぎつぎと客も入ってきており、人気店のようだ。予約してくる人たちも少なくない。偶然入った店にしてはできすぎだった。食後のお茶、コーヒーがサービスとなっていたのもうれしい。

満足してサザコーヒーに喫茶に向いました。その様子は別投稿にて。

ご馳走様でした。


「沼津魚がし鮨」で昼食

2024年04月14日 | グルメ

映画「ピアノ・レッスン」を観た後、ちょうど昼時になったので映画館が入っていたショッピングモール内で食事をして帰ろうと思い、「沼津魚がし鮨」に入ってみた、初訪問。

この店はWebサイトによれば沼津港・沼津魚市場のセリ権を持っている鮨店で毎朝セリ落とした駿河湾の幸を静岡・東京・神奈川(横浜)・千葉各店で召し上がって頂いているとのこと、店舗は関東地区に39店あるようだ。

店の中に入るとカウンター席にすぐに座れた、5,6人がけのテーブル席もあるようだ。ここも最近の傾向か回転スシではない、テーブルにはタブレットがあり、それで注文する。メニューの中にはランチメニューが数種類あり、値段も2,000円以下に抑えてお得感を出している。今日はランチメニューではなく、個別に好みの鮨を注文する方式にした。

いつものように白身、光り物、貝、海老、赤身、煮穴子、巻物の順に注文した。値段は一皿400円から600円くらいの間のものが中心であった。先日行ったがってん寿司と同じある程度の値段のものを提供する店だ。

先ずはもんこういか

こはだ

真鯛

ほたて

ゆで海老

まぐろ赤身

穴子

梅しそ巻き

そんなに混んでいなかったので注文すればすぐに出てきた。握り方はまあまあのレベルであったが、なぜかこはだだけはネタを上にのっけただけで握って絞めてないようにみえた。味はいずれもおいしかった。ネタの大きさも十分で、特にまぐろの赤身は大きいネタがのっていた。

8皿食べたが、食べ過ぎた、最後の巻物が余計だったかな、と食べてから後悔した。しかし、お決まりのコースを食べないと気が済まないので仕方ない。

会計3,330円は席番号を書いた伝票を一口近くのレジに持っていき払う方式だった。

満足しました、ご馳走様でした。


「神田まつや吉祥寺店」で昼食

2024年04月09日 | グルメ

吉祥寺の東急百貨店の9階にある蕎麦屋「神田まつや吉祥寺店」で昼食をとった。神田まつやはご存知、池上正太郎氏の贔屓だった蕎麦屋、神田にあり一度だけ食べに行ったことがあるがその後は足が遠のいていた。そのまつやが実は吉祥寺に支店があり結構人気がある。

今日は12時半くらいに到着、店の前に行列でもできているかなと思ったらすぐに入れた。今日は雨だから出足が悪いのかもしれない。

中に入って4人掛けのテーブルに案内されて腰かけた。店内を見渡すと結構客が入っている、客はほとんど高齢者、或は買い物に来たご婦人方、雰囲気は町の蕎麦屋という感じ、店内の調度品も手入れが行き届いていて上品な感じがある、非常に居心地が良い雰囲気がある。

食べるものは店のおすすめの「盛り合わせ天もり」1,705円と決めていた。天ざるである。つゆは暖かいものと冷たいものがあるそうで、今日はちょっと寒く感じたので暖かいつゆを選んだ。しばらく待っていると運ばれてきた。

先ずは天ぷらをつゆにひたして食べるとおいしい、やはり揚げたての天ぷらは最高だ。そして蕎麦を手繰る。これを繰り返して完食、おいしかった。食後にはそば湯を持ってきてもらったが、塩分控えめに気を付けているので、あまり飲み過ぎないようにした。

ところで、この日、東急百貨店に到着したときは雨模様であり傘をさして行った、入口で濡れた傘を収納するビニールが用意されているのはご存知の通りだが、東急では折りたたみ傘用の幅広、低底のビニール袋が用意されていた、こんなの初めてだが、大変有難い配慮と感心したが他のデパートでもそうなのだろうか

さて、吉祥寺に来たときは夕食のおかずを買って帰ることにしている、いせやの焼き鳥、肉のさとうの串カツ、コロッケ、みんみんの餃子、塚田水産のさつま揚げやおでん種など。今日はみんみんの生餃子580円にした。ここの餃子は好きだ、厚めの餃子皮に包まれたもちもち感のある餃子は大変おいしい、ここはネットや雑誌で取り上げられたのだろう、店の前には食事を待つ人の行列があることが多い、今日も数人並んでいた、みんな若者である。ただ生餃子は並ばずに買えるので有難い。


今夜の餃子はパリッと焼けなかったが味はおいしかった

ご馳走様でした。

 


下妻の砂沼公園で観桜、あと石下「ゆたかや」でだんご餅

2024年04月05日 | グルメ

つくばねカントリークラブでプレーたあと、時間があったので帰りがけに下妻の砂沼(さぬま)広域公園に寄ってみようと思った。というのも最近テレビで北関東の街歩きの紀行番組をやっており、この公園のことを取り上げていたからである。

ゴルフに行くとき、よく294号線の下妻を通過しているが、この公園のことは全然知らなかった。というのも、場所が294号線からちょっと外れたところにあるからだ。砂沼公園の近くには筑波サーキットがあるが、そっちには一度寄ったことがある。

ゴルフ場から30分くらいで到着、駐車場に車を停めて、地図を見て池の方に歩いて行くと、池ではなく沼である砂沼が出てきた。結構大きい。遊歩道が沼を取り囲むように整備されており、歩いて観ると桜が咲いている、5分咲きくらいか、駐車場から入ったあたりが桜が多く植えてあるところだ、また帰宅してからわかったのだが、桜が多くあるところは菖蒲などの水性植物も植わっている場所があるようだ。平日の昼間のため人は少なく、ゆっくり歩いて回れる。

遊歩道の脇には紫陽花が結構飢えてあると嫁さんに言われて見てみると、花が咲いてないので私には全くわからない。

沼の中央部分にY字橋(砂沼大橋)がかかっており、沼の中央部分には公園のシンボルとして市民に親しまれているブロンズ像があった。沼のまわりにはプールやテニスコート、野球場などもあるようだから結構広い公園だ。

観桜しながらゆっくり歩き、駐車場に戻ると、もう一箇所、石下で名物のだんごを買って帰りたくなった。

砂沼公園から車で15分くらいだったか、石下に到着。石下名物といえば、このブログではおなじみに若鶏丸焼きの「クロサワ」(こちら参照)があるが、今日は休日。丸焼きと双璧をなす石下名物が「だんご」だ。

石下には春子屋とゆたかやという二つの有名だんご屋がある。今日はゆたかやに行ってみたが、そこは丸焼きのクロサワ、春子屋、ゆたかやが一列に並んで店を構えているのだ、これ奇景かな。ここに来れば石下名物は全部買えることになる。知っていたが改めて来て見ると驚きだ。

ゆたかやは上品な店構え、きれいな店内に入るとイートインスペースもあるようだ。名物のだんご、どら焼き、最中などの餡を使った和菓子がいっぱい陳列してあった。今日は一番の名物のだんご餅とねじれ最中を買ってみた。

帰宅してから早速、だんご餅を食べてみたがおいしかった。現役時代に名古屋出張がよくあり、行けば必ず伊勢名物の赤福を買って帰ったものだが、ここのだんご餅も赤福に負けずにおいしかった。

ねじれ最中は帰宅途中の車中で食べてしまって写真撮るのを忘れてしまった。

ご馳走様でした。


赤坂「四川飯店」で麻婆豆腐、あと平河町を歩く

2024年04月01日 | グルメ

赤坂の四川飯店で昼食を取った。一度来てみたかった店だ。四川飯店は池袋東武にも入っていて、そちらは何回か行ったことがあるがこちらは初めて。今日は午後1時過ぎ、そろそろサラリーマンたちが会社に戻るころを見計らって行ってみた。


(右から2番目のビルが四川飯店が入っているビル、左側の赤い看板は四川飯店と書いてある)

場所は赤坂見附から歩いて行けるが、永田町が一番近い。今日は赤坂の塩野で桜餅の買い物をした後に行ったので、赤坂から歩いて15分くらいかけて到着した。

店はビルの5階と6階にあり、受付は6階だった。エレベーターを降りると店の人がいて、とりあえず店内のウェイティングスペースで待ってくれ、とのこと。すでに一人の客が座っていた。5分もしないうちに呼ばれて二人掛けの席に案内される。

食べるものは決めていた、ここは四川料理の店、昼のランチコース、麻婆豆腐ランチ1,600円たのんだ。

この店は創業者の陳建民が1952年に来日し、1958年秋、現在の西新橋である東京・田村町に最初の四川飯店を創業し(現在は閉店)、続いて、1960年に六本木の2号店、1970年に赤坂四川飯店をオープンし、さらに全国各地に店舗を展開していった。その後、陳建一が二代目オーナーシェフとして「料理の鉄人」や 「きょうの料理」などのテレビ出演で有名になったのはご存知の通り。


(陳健一のユニフォーム)

さて、料理が出てきた、麻婆豆腐にご飯(お替り無料)、ザーサイ、卵スープのセット。麻婆豆腐の量が結構ある。食べてみると麻婆豆腐の味は少し辛め、花椒もほのかに効いている好みの味、ご飯にかけてレンゲで食べる、一膳でやめておきたいと思ったが麻婆豆腐が食べきらないのでお替りをした。期待にたがわずおいしかった、1,600円は安いでしょう。

店内の雰囲気はまずまず、4人掛けの座席は赤坂見附方面が見える窓側に多く、2人以上で来るときはそちらに座りたい。ある程度の高級感はあった。店員さんたちもてきぱきしていた。

おいしかった。ごちそうさまでした。

さて、ここで食事をした後、この近辺、平河町と紀尾井町の一部、を歩いてみた、めったに来ないところだからだ。


JAのビルがあった、こんな立派なビル持てるなんてJAは金持ちだ


旧白川宮邸洋館があった、中は高そうなレストランになっている。建物の前で写真を撮っている人が多い


この辺りは以前赤坂プリンスホテルがあったところなのだろう、東京ガーデンテラス紀尾井町の大きなビルがあった、中にはThe Prince Gallery Tokyo(ホテル)が入っていた


ガーテンテラスから赤坂見附に歩いていくと弁慶橋という橋があった、釣り堀やボートに乗れる、写真右上がガーデンテラス、手前側が赤坂見附方面

定年退職後はほとんど縁のないところだったがたまには都会を歩くのもいいものだ


赤坂「御菓子司 塩野」の桜餅を買う

2024年03月31日 | グルメ

今日は都心で眼の定期健診があるので、少し早めに家を出て、赤坂にやってきた。季節の生菓子桜餅を買いたいと思ったからだ。最近、新聞で赤坂の「御菓子司 塩野」の桜餅を紹介していたので買ってみたくなった。

ここの桜餅は2種類ある。もともと桜葉の塩漬けを考案したのは東京の向島の長命寺の門番を務めていた山本新八という人物、先日行った長命寺のさくら餅だ(こちら参照)。塩漬けした桜の葉っぱで包まれた和菓子、これが関東風の桜餅の発祥といわれているようだ。今から300年前のこと。ほどなくこのアイディアは京都に伝わった。

ところが、関東の桜餅は小麦粉を溶かして作った生地で餡を包むが、関西では蒸したもち米を干して砕いた道明寺粉を使った餅で餡をくるむ方式となり違いが出た。こんなこと知らなかった。

塩野では関東風の桜餅は「桜餅」、関西風の桜餅を「道明寺製桜餅」として販売している。どちらも一つ500円だ。嫁さんの分とそれぞれ二つずつ全部で四つ購入した、2,000円。

帰宅して夕食後のデザートとして食べてみた。その味わいは、関東風は生地が何となくぱさぱさした感じがし、関西風はもちもちした感じがした。普段よく食べているのは関西風なのだと思った。新聞でも最近は関西風が関東風を駆逐しつつあると書いてある。個人的な好みも関西風の方がしっくりときた。


(上が道明寺製の関西風、下が関東風)

ただ、先日食べた長命寺のさくら餅は小麦粉で作った生地で餡を包んでいたが、しっとりとしていたように感じた。同じ関東風でも食感はかなり違うなと感じたが、これは多分、長命寺のさくら餅は一つの餅に塩漬けの桜葉を3枚で包んでいたので、水分が多くもちもち感が出ていたのかなと思う、想像だけど。


(関西風の道明寺製桜餅)

いずれにしてもおいしく頂きましたし勉強になりました。


外食チェーン店2食

2024年03月29日 | グルメ

最近食べた外食チェーン店の食事から、2つを。

先ず、最初は丸亀製麺、かの有名なうどん屋さん、好きな店である。ただ、最近はあまり来なくなっていた、うどんには塩分が多く含まれているし、めんつゆにも塩分が多いからだ。しかしたまにはいいでしょう。


(うどんが全く見えないくらい牛すきとごぼ天がのっている)

この店の良いのは「打ち立て、生」のうどんを揚げたての天ぷらと一緒に食べられるところである。このビジネスモデルでやり始めたのはここが最初でしょう、素晴らしい。

うどんはもちろんうまいし、コシがある、うどんつゆもうまい、そして何と言っても揚げたての天ぷらをうどんにのせて食べられるのが良い。いつもは暖かいかけうどん+天ぷらで食するのだけど、今日はなぜか季節のメニューとして宣伝しているものの中から、春の新作「焼きたて牛すきごぼ天ぶっかけ」890円を選んだ。暖かいぶっかけうどんの上にたっぷりの牛すき肉とごぼうの薄切りの天ぷらがのって、さらに生卵が一つ落としてある。たっぷり感満載だ。

食べてみるとおいしい、牛すき肉もごぼう天もうまい、最後の方で玉子を箸で割ってぶっかけうどん絡めて食べるとこれがまたおいしかった。他の人が同じ春限定メニューの「山盛りあさりうどん」を食べていたが、こっちもおいしそうだった。確かにアサリがたっぷりうどんにのっていた。

次に、吉野家の丼ものの中から、「ヤンニョムから揚げ丼」655円を食べた。店の説明では、肉厚のから揚げに、コチュジャンと醤油、にんにくを効かせた甘辛味のヤンニョムソースがよく合い、ご飯がすすみます、とある。韓国料理は詳しくないが、食べてみると鶏唐揚げにヤムニュヨンソースがよく合う、甘辛なソースと唐揚げが絡んで大変おいしい。

本当はW定食(牛皿・鉄板牛焼肉定食)908円が食べたかったのだが、調べてみると塩分が7.5グラムと多いので敬遠した。ヤムニュヨン唐揚げ丼は3.3グラム、健康第一だから仕方ない。

おいしく頂きました。本当に日本の外食チェーン店の実力はすごいよ。

ご馳走様でした。


谷中で買い物(すし乃池の穴子寿司と菊見せんべい)

2024年03月28日 | グルメ

東京文化会館に東京・春・音楽祭の公演を観に行った時、前から食べたいと思っていた谷中(千駄木駅近く)の「すし乃池」の「穴子寿司折り詰め」2,900円を買おうと思った。公演が始まる前に団子坂沿いにある店に寄り注文しておき、公演終了後の夕方の開店時間17時に受取に来る。

以前から買いたいと思っていたが、通りがかるときには店の休日だったり、営業時間外の時刻だったりしてうまくいかなかった。

そして、公演終了後、受取に行き、自宅で嫁さんと一緒に食べた。折り詰めには穴子寿司が8貫入っているため、二つ買うとちょっと多すぎるので一人前を2人で分けて食べて、あとはおかずを多めにすれば大丈夫だろうと計算した。

味はさすがにおいしかった、穴子が柔らかく、しかししっかりしており、素晴らしい味だった。今度機会があればまた買って帰りたいし、店で食べてみたい。店主の話だと結構お土産用の折り詰めの注文が入っているとのこと、分かるような気がする。

さて、穴子寿司を受け取った帰りに、同じ団子坂通りにある「菊見せんべい総本店」に立ち寄り、普通の醤油せんべい、甘せんべい、茶せんべいを2枚ずつ注文した、値段は忘れたが1枚120円くらいだったか。

菊見せんべい総本店は、店のHPによれば、「明治八年(1875年)東京文京区は団子坂の麓に創業されました。看板商品のせんべいは、「天円地方」(天は円く、地は方形である)という概念から、地に住まう人々に愛されるようにと、創業当時より珍しい正方形の形が特徴です。日本人がこよなく愛する米菓を、厳選された材料と、伝統の技で一世紀を越えて作り続けております)となっている。また「米は厳選された国産米を使用し、醤油は千葉県銚子にて創業400年を越える醤油会社の醤油を使用しております」とある。

店構えは老舗の風格が充分あり、1枚だけ買うのもOKなので観光客などが1枚だけ買って店の前の椅子に腰かけて食べていた。

帰宅してさっそく食後に食べてみると、おいしい。確かに四角い形がユニークで、どの種類を食べてもおいしかった。最近はせんべいを食べる機会も無かったのでちょうどよかった。