宇宙基本法による、宇宙軍拡反対

９条世界会議の成功や、憲法改定反対が、１５年ぶりに賛成を上回ったなどのニュースにすっかり舞い上がっていたすきに、宇宙の軍拡に道を開く、「宇宙基本法」が５月１３日に、自民、公明、民主の三党の賛成で、あっと言う間に衆議院本会議で可決され２０日に衆議院同様、参議院内閣委員会で、僅か２時間の審議で可決、引き続いて参議院本会議で可決するという日程で進められています。
日本の宇宙政策は、これまで、１９６９年の決議に基づいて「平和目的に限り」行うこととなっていました。それが今度の法律では、一挙に「安全保障」を目的に含め、際限ない軍拡に宇宙を捲き込むことになります。東京新聞その他で、これに対する懸念の声が上がっています。
なによりも残念なのは、民主党がその共同提案に加わっていることです。これでは、いくら年金問題や、後期高齢者医療問題で、いかにも国民の立場に立っているかに見えても、際限ない軍拡に誘いこまれれば、医療、福祉に回るべき財源も、軍拡に吸い取られ、結局消費税大増税に行き着くことになってしまいます。
自衛隊派兵恒久法も同様のたくらみが、急速に強まっています。
ネット上で広がっている「宇宙基本法反対署名」を急速につよめましょう。
我が国による宇宙の軍事利用を解禁する「宇宙基本法案」に反対するアピールのためのオンライン署名
「宇宙を軍拡の場所にしてはいけません。青い空は青いままで遺しましょう。」