大政翼賛会に一歩近づく６月１５日の会期末を控え、国民の間で大きく意見の分かれる重要法案が、僅かな審議時間でスイスイ通る、異常事態が生じています。宇宙基本法は、「安全保障に資する宇宙開発利用」として軍事利用に公然と道を開くものです。国家公務員制度改革基本法案は、民主党の泉健太議員が衆院本会議で「（天下り禁止規定が入らなかったことは）非常に残念」と述べており、修正によって、逆に官民人事交流の規制緩和で癒着をさらに拡大し、公務員の労働基本権の回復という根本問題をあいまいにしています。又少年法の改定案は、現在原則非公開となっている家庭裁判所の少年審判について、死亡などの重大事件に限り、遺族らの傍聴を認めるというものです。ことは「少年の健全な育成」という少年法の基本理念にかかわるだけに、慎重かつ徹底した審議が必要です。
クラスター爆弾禁止条約１１１カ国の賛成で成立とのニュース。世界は一歩づつ進んでいる。しかし最後まで抵抗勢力としての役割を果たした日本。“抑止力“を強調する石破防衛大臣。これでは、憲法９条が泣く。憲法９条を持つ国として、未加盟のアメリカ、中国、ロシア、イスラエル、インド、パキスタンなどに参加を呼びかけて、汚名を漱いでもらいたい。無くせ、核兵器・クラスター爆弾、削れ軍事費。今後も的確な報道を！ーTBSテレビNEWS２３に投稿