介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第2359号 天羽浩一「ハンセン病問題と社会的排除」

2009-02-25 21:23:59 | 介護福祉
私が勤務する大学の学部の紀要
『福祉社会学部論集』第27巻第3号(2009年1月、ISSN 1346-6321)
の最新号がボックスに入っていました。(写真)

冒頭の論文が、
天羽浩一准教授の「ハンセン病問題と社会的排除/隔離と慰撫」pp.1-14
です。
*この紀要は、ウェブで見れるのですが、最新号はまだウェブにアップされていないようです。

筆者の天羽氏は、厚生労働省の「ハンセン病問題に関する検証会議」の委託を受けた社会福祉専門職団体協議会による元患者からの被害聴きとり調査に参加している。

論文の構成:

Ⅰ 戦前戦後を貫通したハンセン病患者に対する慰撫の構図

Ⅱ 明石海人と貞明皇后

Ⅲ 小川正子、神谷美恵子にみる良心

Ⅳ 貞明皇后節子及び藤楓協会の役割

Ⅴ ハンセン病基本法の成立とソーシャルワークの課題

ここでは、タイトルと目次の紹介ですが、筆者は、ハンセン病に対するソーシャルワークのかかわりについて厳しい反省を提起しています。

【このブログでのハンセン病】
☆2008.08.11
2008.10.09
2008.12.17
が重要です。

2008.08.11 「岩清水日記」の問題提起を受けとめる
2008.08.13 吉田久一先生を読む(2)
2008.08.18 吉田久一先生を読む(7)
2008.09.30 日本社会福祉学会テーマ展望(2)    第1631号
2008.10.07 日本社会福祉学会テーマ展望(3)*人権 第1668号
2008.10.09 森幹郎先生の文献            第1677号
2008.12.09 筑紫哲也         第1955号
2008.12.17 井上英夫         第1994号
2008.12.24 厚生労働省2009年度予算案 第2019号
2009.01.01 鈴木貞美         第2059号
2009.01.13 再発防止検討会      第2107号

*通し番号は、第1501号からつけています。(2008.09.01)

【厚生労働省の検証会議報告書】

ハンセン病問題に関する検証会議 最終報告書 2005年3月

【岩清水日記】
現在のところ、カテゴリ「ハンセン病」には29の記事が書かれています。
リンクも上記の最終報告書を含む3個あります。

【私が厚生省公衆衛生局にいたこと】
1968年7月から1970年6月頃まで 当時の公衆衛生局防疫課に勤務していました。
*当時は、伝染病予防法の見直し、検疫法改正、予防接種事故対策(法的補償)、性病予防法などで多忙だった記憶があります。
(局長、課長、筆頭補佐はいずれも医師である技官でした。いわゆる法律事務官は課内では私一人でした。入省後4年目でした)
現在の厚生労働省の所管課は、「健康局疾病対策課」となっています。ハンセン病の所管は、(防疫課のとなりである)結核予防課であったのでは、と思います。




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