本屋さんで、
遠山啓『数学入門 (上)(下)』を買いました。(写真)
なんと、1959年、50年前に発行されています。
これまでも、数学入門のような本はぱらぱらっとめくってみたことはありますが・・買って読むということはしませんでした。
N先生が、中学生の頃読んだ!
と先日聞いて買ったのです。
昨日、「中学生の自由教室」が始まる前にお聞きしたところ、(下)の方は、大学生でも難しい、といっておられた。ずいぶん迷って上下揃えて買ったのでしたが。
【第1章を読む】
上巻のⅠ 数の幼年期 pp.1-23 を読む。
博学多識の語り口に、これが数学の本か?と思ってしまいます。
○ p.8
世界には、「1」しかない国がある・・(ボリビアのチキト族)
「2」までしかない国がある・・(アマゾン川流域のヤンコ族)
その「2」とは、「ポエタラロリンコアロアク」というのだそうだ。2を使う頻度が少ないのでこのような長いまま残ったという。
○ p.17
これは、スランス語を少しかじった人はご存知と思いますが、
フランス語は、20進法が残っていますね。
80のことは、20が四個 quatre vingts といい
90となれば、quatre vingt dix 「20が四つと10」というのですね。
これは、20進法の名残で
その20進法は、1人の人間が、両手両足のユビ全部で20本あることに由来するという!
【リンカーンのof the people 演説】
pp.17-18
この「20進法」の話の続きに、「人民の人民による人民のための」演説の話に。
1863年11月19日にゲティスバークで行われた有名な演説の出だしが、
Four score and seven years ago・・・
となっていて、この「score」が20の意味です。
だから、「20の世代が4つ+7=87年」前に・・となるわけです。
この話は、あまり面白かったので、原文をネットで調べてみました。
たしかに、
ゲティスバーク演説の冒頭には・・
【数学の話が日本国憲法に・・】
ついでに、ネットの記事から、このリンカーン演説がマッカーサーの指示により、日本国憲法の前文に翻案されていることを知りました。
また、リンカーンのこの演説のさわりの部分は、もともとは1380年にジョン・ウイクリフという人が書いているものだそうです・・
*こうして、話が飛んでいくのが楽しいですね。
ところが、N先生ときたら、先日(5月26日)の「サイエンス・カフェ」は自分ばかりしゃべっていて失敗だった、無期延期だ・・といわれるのです。あくまで、謙虚な先生です。
遠山啓『数学入門 (上)(下)』を買いました。(写真)
なんと、1959年、50年前に発行されています。
これまでも、数学入門のような本はぱらぱらっとめくってみたことはありますが・・買って読むということはしませんでした。
N先生が、中学生の頃読んだ!
と先日聞いて買ったのです。
昨日、「中学生の自由教室」が始まる前にお聞きしたところ、(下)の方は、大学生でも難しい、といっておられた。ずいぶん迷って上下揃えて買ったのでしたが。
【第1章を読む】
上巻のⅠ 数の幼年期 pp.1-23 を読む。
博学多識の語り口に、これが数学の本か?と思ってしまいます。
○ p.8
世界には、「1」しかない国がある・・(ボリビアのチキト族)
「2」までしかない国がある・・(アマゾン川流域のヤンコ族)
その「2」とは、「ポエタラロリンコアロアク」というのだそうだ。2を使う頻度が少ないのでこのような長いまま残ったという。
○ p.17
これは、スランス語を少しかじった人はご存知と思いますが、
フランス語は、20進法が残っていますね。
80のことは、20が四個 quatre vingts といい
90となれば、quatre vingt dix 「20が四つと10」というのですね。
これは、20進法の名残で
その20進法は、1人の人間が、両手両足のユビ全部で20本あることに由来するという!
【リンカーンのof the people 演説】
pp.17-18
この「20進法」の話の続きに、「人民の人民による人民のための」演説の話に。
1863年11月19日にゲティスバークで行われた有名な演説の出だしが、
Four score and seven years ago・・・
となっていて、この「score」が20の意味です。
だから、「20の世代が4つ+7=87年」前に・・となるわけです。
この話は、あまり面白かったので、原文をネットで調べてみました。
たしかに、
ゲティスバーク演説の冒頭には・・
【数学の話が日本国憲法に・・】
ついでに、ネットの記事から、このリンカーン演説がマッカーサーの指示により、日本国憲法の前文に翻案されていることを知りました。
また、リンカーンのこの演説のさわりの部分は、もともとは1380年にジョン・ウイクリフという人が書いているものだそうです・・
*こうして、話が飛んでいくのが楽しいですね。
ところが、N先生ときたら、先日(5月26日)の「サイエンス・カフェ」は自分ばかりしゃべっていて失敗だった、無期延期だ・・といわれるのです。あくまで、謙虚な先生です。
コメントありがとうございました。
前回は
初回ということを考えると
良かったと思います。
数学の先生でありながらアナウンサーのようにぺらぺらというのもかえって不自然ですからね。
ただし、座席は
いちおう先生を中心に外からのお客さんがその向いがわに
というセッティングに工夫すればよいと思いました。