【ドイツの社会政策】
日本の厚生労働省に相当する仕事は、ドイツでは、
・連邦保健省・・・保健、医療保険、介護保険(写真は、レーズラー保健大臣)
・連邦社会労働省・・年金、労働条件
・連邦家庭省・・・女性、児童、青年、高齢者
の3つで担当しています。
また、ドイツは16の州からなる連邦国家なので、社会サービスの詳細は州政府で担当しています。
医療保険は、疾病金庫。介護保険は、介護金庫。
社会サービスは、6つの自治的な組織(宗教組織と労働団体)によって担われています。
【介護問題】
さっき、正月明けで、その保健省のサイトをみましたら、ホームページのデザインが2012年1月3日付で一新していました。
「介護政策リンク集」 P7656
に、「不足する介護力に対応する」という記事をリンクしました。
ドイツ語のままなので、以下に、要点を紹介します。
【現状】
現状については、2つの段落で説明していますが、日本における事情とよく似ていますので、結論だけ。
1 要介護高齢者は増大する。
現在 237万人
2030年 327万人
2050年 436万人
2 介護職員は需要に応えられない
現在の介護スタッフ:89万人
(在宅が3割、施設が7割)
1999年から2009年までに
在宅で46%(増加分85,000人)
施設で41%(増加分1800,000人)
【対策】
介護職の魅力を増すための条件:
労働条件
勤務時間
家庭生活との調和
こういった点を考慮して、介護職を再定義する。
次の5つを実施する。
① 介護職の統合(看護関係との統合)
② 市民参加法の実施(廃止される兵役代替法の替わりに制定された)
③ 介護職に最低賃金を決める(昨年実施済み)
④ スーパーバイズを置く
⑤ 介護職からお役所仕事を除く
【日本では・・】
(ブログ管理者の感想)
社会的な背景が違いますので、上記のドイツの政策の中で、日本で実現可能なものはほとんどないのですが・・・
・介護政策への社会の認識がしっかりしている
・政治家が現状を認識し、政策を提案し、実行している
点を学ぶ必要があると痛感します。
日本の厚生労働省に相当する仕事は、ドイツでは、
・連邦保健省・・・保健、医療保険、介護保険(写真は、レーズラー保健大臣)
・連邦社会労働省・・年金、労働条件
・連邦家庭省・・・女性、児童、青年、高齢者
の3つで担当しています。
また、ドイツは16の州からなる連邦国家なので、社会サービスの詳細は州政府で担当しています。
医療保険は、疾病金庫。介護保険は、介護金庫。
社会サービスは、6つの自治的な組織(宗教組織と労働団体)によって担われています。
【介護問題】
さっき、正月明けで、その保健省のサイトをみましたら、ホームページのデザインが2012年1月3日付で一新していました。
「介護政策リンク集」 P7656
に、「不足する介護力に対応する」という記事をリンクしました。
ドイツ語のままなので、以下に、要点を紹介します。
【現状】
現状については、2つの段落で説明していますが、日本における事情とよく似ていますので、結論だけ。
1 要介護高齢者は増大する。
現在 237万人
2030年 327万人
2050年 436万人
2 介護職員は需要に応えられない
現在の介護スタッフ:89万人
(在宅が3割、施設が7割)
1999年から2009年までに
在宅で46%(増加分85,000人)
施設で41%(増加分1800,000人)
【対策】
介護職の魅力を増すための条件:
労働条件
勤務時間
家庭生活との調和
こういった点を考慮して、介護職を再定義する。
次の5つを実施する。
① 介護職の統合(看護関係との統合)
② 市民参加法の実施(廃止される兵役代替法の替わりに制定された)
③ 介護職に最低賃金を決める(昨年実施済み)
④ スーパーバイズを置く
⑤ 介護職からお役所仕事を除く
【日本では・・】
(ブログ管理者の感想)
社会的な背景が違いますので、上記のドイツの政策の中で、日本で実現可能なものはほとんどないのですが・・・
・介護政策への社会の認識がしっかりしている
・政治家が現状を認識し、政策を提案し、実行している
点を学ぶ必要があると痛感します。