介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第3667号 弘子さんの結婚式

2010-04-29 19:17:29 | 鹿児島
田中正信さんと弘子さんの結婚式


今日は、鹿児島市内はとてもよいお天気で、ここのところ活発に灰を降らせている桜島もおだやかでした。

お昼の時間に、田中正信さんと弘子さんの結婚式があって、参加しました。

挙式が教会方式でした。
私は、テレビなどでは見ましたが、教会での結婚式に参列するのは初めてでした。
バッハのカンタータ147番を歌いました。

2人の女の人がお祝いの歌をうたうのですが、終わりのほうでは歌いながら泣いています。
もちろん「うれし泣き」です。
そのような雰囲気が会場にはありました。

花嫁の弘子さんは、20歳の後半で若年性の脳梗塞をわずらい、
懸命のリハビリをして歩くことはできるようになったのですが、右半身に強い麻痺が残りました。

ともに50歳。新郎の正信さんは、鹿児島の高校の同期生でした。

ですが、知り合ったのは、ごく最近のことだそうです。
「ネット婚」と正信さん自らいっておられましたが、
「あなたは13期ですか?」

この弘子さんのメールから
交際が始まったとのこと。

弘子さんのご両親はすでに亡くなられ、
3時間にわたった披露宴の最後に、天国のご両親への手紙という形で
用意されたものを読まれました。

病気になってからの苦悩と絶望
福祉の道を選ばれてからの希望
今日では、開業社会福祉士として成年後見の仕事を通じて障害のあるかたを支援していること
そして今度の結婚。

形式ばったところがなく、100人のお客さんがお祝いし、楽しみ、わがことのように喜んだのでした。
大学院の同期生たちが、アンパンマンの歌というのを歌っていました。


* 私は、たまたま、弘子さんの修士論文の指導を担当したことから、高齢者の虐待や成年後見の現状を詳しく知ることになりました。

このブログで、院生Pさんとして登場している人が、弘子さんです。

2007.12.12

2008.01.08
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