介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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Galloudet University

2007-07-25 12:35:06 | 地球→ドイツブログ
ギャローデット大学

アメリカにある世界でただ一つの聴覚障害者のための大学。

1864年の創設という。
日本では「聴覚障害」ですが、
この大学のホームページでは
 deaf & hard of hearing
のための世界で唯一の大学・・と書いている。

この大学のホームページをクリックすると
動画で何人かの学生が順番に大学のPR
をしているが、それが文字だけではなく
手話で行っています。
さすが ですね。
短い時間ですが、それぞれの手話のあとを
詳しく「見たい」人のクリックもある。

この大学は、聴覚障害の人々が次第次第に
その学ぶ場を広げてきた歴史の賜物だということです。
(岡沢憲芙他編『世界の福祉』、早稲田大学出版部
 2004年・第2版。p71-p81)
このように関係者の運動が実って大学や制度ができる
というプロセスの代表的な事例が
有名な「ADA、障害を持つアメリカ人法、1990」です。
(上掲の岡沢編、鈴木陽子による)
ADA法の成立に当たって、ブッシュ大統領(お父さんの方)は
ホワイトハウスの庭園に集まった関係者に向けて
挨拶をしている。大統領は、この記念のスピーチで、
「ありがとう。全米の障害をもった人々に感謝したい。
皆さんが、この法律を作ったのです」
といっている。(鈴木稿、p80)

先日、このブログに書き込みいただいた岡田先生から
『研究紀要むぎの目』(第2号、2007年)をいただいた。
鹿児島では、その先駆的な活動でよく知られている
「麦の芽福祉会」が発行している。
この紀要を読むと、日本では、政府が提案して成立したばかりの
「障害者自立支援法」に対して
障害者の方たちから大いなる疑問符が提示されている。

写真は、今朝、鹿児島中央駅。市電停留場にて。
こちら側が最近導入された新しい低床車。
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1 コメント

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さっそく・・ (オードリー)
2007-07-25 22:40:48
大学の情報、初めて知りました。
とっても興味があります。
写真の電車も見てみたいです。

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