第3965号 葬式と墓：週刊エコノミスト

【経済誌とお墓】

週刊エコノミスト　2010.09.21

を読みました。「葬式と墓」の特集です。

MSW　Lab 2010.09.12

の記事が記憶にあって買ったのです。このサイトの新刊紹介は重要な情報源ですね。


＊葬式といえば、このブログで、まえに　第3416号　2009.12.20

『プレジデント』の特集を紹介したことがあります。経済誌が介護や葬式を特集する時代ですね。


【葬式の費用】

まず、香典の相場は、

両親　　　　　10万円
兄弟　姉妹　　5万円
祖父母　　　　1万円
親しい友人　　1万円
親しい友人の配偶者　5000円
会社関係　　　5000円
隣近所　　　　5000円

　　p.24


葬式の費用は、規模別に、

葬儀費用　　　　　実質負担額
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（葬儀費用―香典）

一般葬（100人。うち親族20人）　　191万1540円　　　131万1540円

家族葬（親族20人）　　　　　　　　124万8675円　　　104万8675円

直葬　（親族5人）　　　　　　　　　24万5740円　　　　19万5740円


主な費用費目

お布施　25万円　　（直葬の場合は不要）
葬式基本費用　　　祭壇　人件費　役所手続き　司会進行
寝棺　　5万円
遺影写真
会葬御礼
喪主花

車両費用　霊柩車　21,300円　（直葬の場合は不要）
火葬関連費用　火葬料　48,300円

＊以上の項目は、葬儀の形式にかかわらず必要。

式場費用
会葬返礼品
香典返し
飲食費用

pp.24-25


【お寺の改革】

長野県松本市神宮寺住職　高橋卓志氏へのインタビューが掲載されている。p.37
＊ 岩波新書『寺よ、変われ』の著者。神宮寺HPは、リニューアル中のためリンクせず。

高橋氏の講演記録から：

読売新聞オンライン　2005.04.20 立命館大リレー講座　　


「・・・この時代に仏教は何をすれば良いのでしょう。それを模索することすらしていないのが現状ではないでしょうか。使い古された教義教学を説教に使うことで、何パーセントの問題を解決できるのでしょう。教義から入っていくのではなく、現場から入っていかなければならないのです。自分は無痛の世界で守られながら、ちょっとしたすき間から相手の苦にタッチするというのではだめです。それなのに寺の門を閉ざしたままで、外へ出ていかないという宗教者がいっぱいいます。・・・」