介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第4080号 音楽療法についての鹿児島での経験則

2010-11-29 21:13:26 | 音楽ケア→別ブログ
さきに、第3996号(2010.10.13) で、
y_burn氏のtwitterをまとめた記事を書きました。

院生Bさんやgitanistさんからコメントをいただいています。


その後、ブログ「人生の黄昏」(2010.11.18)

にリンクされていた財津幹三郎先生の音楽療法についての経験則は長いのですが一読したいです。

テーマは音楽療法ですが、高齢者に対するケアに関する視点全般に共通の課題を含んでいるように思いました。

介護関係の人の年齢、専門そして地域などによってとらえ方に差のあることですが、相違点よりは共通点を探っていきたいです。



写真は、奄美の夕景。「徒然なる奄美」2010.11.28 付け記事からお借りしています。
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9 コメント

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自己流「音楽療法」 (げんき)
2010-11-29 22:26:27
今から8年ほど前、私がまだ横浜にいたときのことです。
私は「リズム」と出会い、自分の心が解き放たれる経験をしました。

その後「リズム」に魅せられた老若男女で練習を始め、
公演などもするようになりましたが、音楽が人に与える
パワーを実感し、もっと生かしたいと辿りついたのが「音楽療法」でした。

「音楽療法」と書いてある書籍を読んだり、ある福祉財団や
某大学の「音楽療法」という公開講座にも通いました。
が、福祉財団の講座では統合失調症の患者さんが音楽療法に
よってどんな変化があったか、という医学的な側面、
某大学では、音楽療法の担い手は音大出身の専門家の領域のもの、
私が考えたものと「音楽療法」は異なっていました。

その後、横浜で失語症パートナー養成という講座があり、
各区役所で実施している失語症の方のリハビリの中に
音楽療法があると知り、ボランティアで参加していました。

そこでは、季節の歌を先生がキーボードで演奏したり、
参加者の方々が鈴やハンドベルを鳴らしたりするものでした。

先生がその曲にまつわるお話をしたり、クリスマスの
演奏会をするために、お洒落をしてきてくるようにと
勧めたり、音楽を通じて「ハレ」の場を作っていました。

その後、私は今の土地に移り住み、介護職員となったのですが、
今は歌の好きな利用者さんのために大正琴を弾いて
季節感を味わったり、歌の歌詞にある昔の話をして
いただいたり、「音楽」を使って利用者さんの持っている
力や記憶を引き出そうと試みています。

話す声は大声でないと聞こえない耳にも大正琴の音色は
小さくても届くので、とても不思議です。

かつて「音楽療法」の担い手になるには、音大レベルで
ないといけないと思って諦めたこともありますが、
1日誰とも話さずぼんやり過ごしている利用者さんが、
聞こえてくる音とともに歌い始めたり、ラジオ体操の音楽が
流れるとすっと立ち上がって体操をする利用者さんを
見るにつけ、音楽のチカラをケアに生かしたいと思うのです。
療法でなくても自然に (ひーこ)
2010-11-29 23:36:00
私も以前は看護師と音楽療法士と二足の草鞋を、と真剣に考えたこともありました。
看護部長に笑い飛ばされましたが、音楽の力を甘く見ないで、と思っていました。
でも、げんきさんと同じく音大と同等の音楽の知識が必要だと感じましたし、
活躍できる場がかなり限局されていると思い、看護師しながらでも
同じようなことができるのではと考えています。
幸いなことに今の職場は理事長自らギター片手に入所者のアイドルとなっていて
音楽を高く評価してくれています。

やっぱり90歳前後の方は戦前の歌のほうがよく覚えていらっしゃいますし、
青春時代を思い出したりしているようです。
昭和1ケタから10年代の歌謡曲を流しているだけで口ずさむ方が何人かいらっしゃいます。
もちろん、音楽よりテレビを見たい方もいますし、強要はできません。
それぞれの年代、好みに合った音楽をこちらが察していかなければ
なにもプラスにならないのではないかと、まだ手探り状態です。

クラッシックなどのα波の効果を全く否定するつもりはありませんが、どのくらいの効果があるか
実際に数値などでの評価がないと信用できかねます。
もし心拍数や脳波などのデータがあれば見て見たいと思います。

音楽療法士の世界がもう少し開放的だったら、とも思っています。
ひるまずに書いてよかった (bonn1979)
2010-11-30 05:25:09
げんきさん
ひーこさん

貴重なコメントありがとうございます。

もともと
音楽療法はもとより
音楽も不案内な私ですが

院生で実践し、研究している方と出合い
関心を持ってきました。

この記事のもととなった
y_burnさんの実践に
関心を持っていましたら
その先生にあたる方からの経験が
寄せられたというわけでした。

そしたら
げんきさん
ひーこさん
からのコメントをいただけて嬉しいです。

*今日の鹿児島オフ会に
y_burnさんもお見えになるというので
ほんとに急いでアップしました。

納得です (院生)
2010-11-30 10:44:03
げんきさん、ひーこさんのご意見はもっともだと思います。認定音楽療法士として思うことは、音楽科に養成コース、ではなく、社会福祉学科に養成コースでは?ということです。(実際に国内に僅かながら有ります。)
音大に進む人たちは(私も含めて)、自分の技術習得のために莫大な時間を使い、練習します。そこから、誰かのために役立つ音楽を、と思うか、ピアノが弾ける=音楽療法だ、と思うのかという、大きな分かれ道があるのではと思います。
しかし、音楽の知識は、対象者のそれぞれのニーズに合う、きめ細かい対応のために必要です。その方に合う音程のために移調し、楽器を選定し、その楽器の響きや操作を知った上で、対象者の方の発達状態を確認する、どうしてその曲が、音が受け入れられるのかを分析する等です。
しかし、一番大切なことは誰のために、どのような目的のための音楽なのかということだと思います。ケアを行う方に、ケアの現場に、もっともっと音楽を取り入れて欲しいと思います。お二人のように実践されていることは大切であり、これからも是非続けて頂けたらと思います。
これから (bonn1979)
2010-12-01 15:15:00
院生さん

コメントありがとうございました。

大上段のソーシャルワーク論ではなく
さまざまな方法をもって
対象となる方に向かう
ということは
日本ではこれからですね。

音楽療法は
その一つというわけです。

私が
音楽療法のことを
初めて考えるきっかけをいただいた院生さん
から
y_burn氏の実践
げんきさん
ひーこさん
の実践をお聞きしたうえでの
院生さんからの改めてのコメントで
これからの方向がみえてきたようです。
夜勤明けで今から寝ますが。 (y-burn)
2010-12-02 13:00:40
 一昨日のオフ会、ありがとうございました。

 この財津先生の音楽療法については、実際話すよりどういうことをしているのか見て欲しい、と思います。オフ会でもそう言う話はしました。

 良く勘違いされていることで、オフ会でも話になったこと。「いろんな療法あるけど、じゃ、その手段で何をやるのか?」が大事で、「療法をすること自体が目的」であってはならない、と思います。どうも世の中、そのあたりが最近希薄ですね・・・

 見学はうちの施設で、音楽療法やる日いつでも良い、と財津先生およびうちの事務方とは話しついてます。もしよろしければ、と思うのですが・・・
ありがとうございます (bonn1979)
2010-12-03 12:41:39
y_burnさん

先日は
オフ会ありがとうございました。

2時間はあっというまでしたね。

貴ホームの資料もいただいたので
是非うかがいたいです。

足がないので
JR松元駅か
でタクシーですね。

もし見学、と言うのであれば (y-burn)
2010-12-04 20:53:54
ちなみに今月は6日16日25日が音楽療法の日です。

時間はだいたい午後2時ぐらいから。

見学の際には園に連絡、お願いします。
ご連絡します (bonn1979)
2010-12-05 05:58:48
y_burn さん

ご案内
ありがとうございます。

あらかじめご連絡しますので
よろしくお願いします。

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